戸郷翔征選手 『覚悟』より
2024年に初の開幕投手に指名され、3年連続の2ケタ勝利をマーク。戸郷翔征は名実ともに巨人軍のエースとなるが、翌シーズンは開幕から不振で初めての二軍降格も経験。8勝9敗とプロ入り初の負け越しとなった。突如勝てなくなった原因は何だったのか。そして、復活に向けて菅野智之からかけられたアドバイスとは?戸郷本人が胸中を明かす。※本稿は、読売ジャイアンツ投手の戸郷翔征『覚悟』(講談社)の一部を抜粋・編集したものです。
序盤のつまずきが
最後まで尾を引いた昨シーズン
僕は2025年に2度目の開幕投手に指名されました。3月28日のヤクルト戦(東京ドーム)で4回まではゼロに抑えていたのですが、結局5回4安打1四球2奪三振4失点(自責点2)で降板。しかし、チームは5点差を追いついて延長10回にサヨナラ勝ちし、幸先のいいスタートを切れました。
個人的には24年の開幕勝利を手中に収めて軌道に乗れたように、過去5年は、シーズン登板初戦で白星がついていました。25年も何かいいものが得られればよかったのですが、なかなか思うようにいきませんでした。
シーズンはじめは、オープン戦から徐々に状態を上げて100パーセントに持っていきたい段階です。続く4月4日、バースデー登板の阪神戦(東京ドーム)に勝てば気持ち的にも波に乗っていけると思ったんですが、結果は3回7安打2四球2奪三振3失点。「どうしてこうなってしまうんだろう」と、この2試合ですごく感じていました。
不振の自覚症状ではないですが、何かいつもと違うし、パッとしないのが僕自身の印象でもあったので、知らぬ間にどこか気持ちが小さくなってしまった自分がいました。







