新入社員は「たとえ不正確でも」
メモしておくべき納得の理由

 まず、コミュニケーションの基本は「聞く」ことです。

 プライベートなコミュニケーションにおいては「話す」「伝える」の方に目が向きがちです。話が上手、会話が面白いなどの評価は、発信能力の高さに関するものです。

 一方、仕事においては、受信能力が重要になってきます。

 相手が何を求めているのかを理解するためには、そもそも、相手が何を言っているのかを理解しなければいけません。相手の言葉を聞き飛ばしたり、聞き流したりしてしまうのは、社会人としては最悪の行為です。

 先輩、上司、お客様、取引先の発言内容を一言一句聞き漏らさないように、集中して向き合うよう指導しておくべきです。

 もちろん、細かくメモを取るというのも良いアイデアです。話の中には、知らない単語もあるでしょうし、何を言っているのかわからない時もあると思います。そういうものも、とりあえず、わかる範囲でメモに残しておくべきです。

 たとえ不正確なものであっても、メモに残しておくことで、後で誰かに確認することができます。

 例えば、会話の中で「プロコン」という聞きなれない言葉があり「ぷろこん?」とメモしたとします。それを先輩に見せて質問すると「Pros/Cons、つまり長所と短所という意味だよ」と教えてくれたりするわけです。

 ちなみに、業界用語はともかく、社内用語などはインターネットを検索しても分かりません。また、アルファベット3文字略語などは、文脈によって何を指しているのかが変わったりしますから、とにかく「聞こえたままにメモしておく」ことが大切です。

「きっとこうだろう」はNG!
確認して煩わしがられる方が100万倍マシ

 正確に聞き取れたら、次は、内容理解です。

 日本語なのだから、ちゃんと聞き取れさえすれば内容理解もクソもないだろうと思うかもしれませんが、人によって、またはその場面によって、解釈が異なってしまうことも多くあります。