そして「松のや」の差異化のもうひとつの特徴がブランドの併設です。松屋フーズのIRで調べると国内で500店舗を超えたとんかつ業態ですが、単独店舗は195店しかないとされています。つまり、300店以上が「松屋」やカツカレー業態の「マイカリー食堂」との併設なのです。
これはビジネスモデル的には固定費の共有になります。つまり一番コストがかかる人件費と店舗の経費を、ふたつないしは3つの業態で共有できるので、それぞれの業態から見ればコストは2分の1、または3分の1にできる計算です。
これが都心部で「松のや」がどんどん増殖していったビジネスモデル上の秘密です。かつやが「ファストフード経営」で躍進したのに対して、松のやは徹底した「効率経営」で先行するかつやとは違う戦略で台頭してきたといえるのです。








