JR東日本Photo:PIXTA

JR東日本の2025年度決算は、営業収益が過去最高を更新するなど大幅な増収増益となった。高輪ゲートウェイシティなど不動産事業が注目されがちだが、実は鉄道事業の回復も大きく寄与している。決算数字から同社の収益構造の変化を読み解く。(鉄道ジャーナリスト 枝久保達也)

連結営業収益が
過去最高を記録

 JR東日本は4月30日、2025年度決算を発表した。連結営業収益は前年比約1971億円増(同5.1%増)の約3兆846億円で過去最高となった。連結営業利益は前年比約374億円増(同9.9%増)の約4142億円、純利益は同約235億円増(同10.5%増)の約2478億円で、大幅な増収増益となった。

図表:JR東日本連結決算の推移JR東日本連結決算の推移 拡大画像表示

 営業収益をセグメント別に見ると、運輸事業が同約1000億円増(同5.7%増)の約2兆458億円、不動産・ホテル事業が同約678億円増(同15.2%増)の約5132億円、流通・サービス事業が同約223億円増(同5.7%増)の約4161億円だった。

 営業利益は運輸事業が前年比約183億円増(同10.4%増)の約1944億円、不動産・ホテル事業が同約79億円増(同6.6%増)の約1281億円、流通・サービス事業が同約75億円増(同12.5%)の約680億円だった。

 2025年3月にまちびらきを迎えた高輪ゲートウェイシティを含む不動産・ホテル事業が注目されているが、鉄道事業の増収増益が大きく寄与しているのは興味深い。なお今年3月14日に行われた同社初の運賃改定(値上げ)の寄与は約25億円の増収にとどまる。