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納豆や味噌の原料となる大豆の多くは、実は「コストが高く、輸送にも時間がかかる方法」で日本へ運ばれている。本来なら、もっと安くて効率的な輸送手段がある。にもかかわらず、なぜ日本は“非効率”な方法を選ぶのか。そこには、日本人の食文化とも深く関わる理由があった。※本稿は、経済学者の松田琢磨『コンテナ海運が世界を動かす』(KADOKAWA)の一部を抜粋・編集したものです。
大豆の需要に対する
国産比率はわずか24%
みなさんの身近にあるものの動きを通して、コンテナ輸送がどのように行われているか、そもそもどうしてコンテナ輸送が利用されているかを概説してみましょう。取り上げるのは、納豆の原料となる「大豆」です。
大豆は東アジア原産であり、20世紀初めごろまでほとんどアジア地域でのみ栽培されていました。
欧米諸国でも搾油用や飼料用として栽培が増えたのは、20世紀以降のことです。現在では米国やブラジルが主要な生産国で、原産地側の日本や中国は輸入国となっています。
国産大豆よりも輸入大豆のほうが生産量も多く、価格も低いため、納豆用大豆は多くが北米からコンテナで輸入されています。
まず、生産量から見ていきます。【表0-1】は日本における大豆の需給状況を示しています。
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