エスカレーター校 クライシス2#30Photo:PIXTA

地元のニーズに応えて変化していかなければ生き残れない――三重県と滋賀県のエスカレーター校がどんどんその姿を変えている。連載『教育・受験 最前線』では、連載内特集『エスカレーター校 クライシス2』をお届けする。#30では、三重や滋賀を拠点にエスカレーター校を運営する3学校法人についてダイヤモンド編集部独自の「裏成績表」を公開する。(ダイヤモンド編集部副編集長 臼井真粧美)

暁学園は四日市に看護医療大学
滋賀学園は中学を閉じて高校に看護科

 関西と中部の境界エリアにある三重県と滋賀県にある学校は、大都市に学生を引っ張られやすい。故に、地域のニーズに柔軟に応じて変化していかなければ生き残れないということだろう。このエリアにあるエスカレーター校がどんどん姿を変えている。

 三重を拠点とした暁学園は、四日市大学の短期大学部を閉じた4年後の2007年、二つ目の大学として四日市看護医療大学を開設。同じく三重を拠点とした皇學館は27年度以降、中学校の入学者募集を停止する。滋賀県を拠点とした滋賀学園は24年3月に中学校を閉校し、翌4月に高校に看護科・看護専攻科を開設した。びわこ学院大学短期大学部については27年度以降、入学者募集を停止する。

 私立中学が相次いで消える変化は、経営データを見ると、時代と地域のニーズに応じたものだと理解できる。

 ダイヤモンド編集部では、大学を擁するエスカレーター校を運営する学校法人を対象に、経営データを軸に5項目を5段階で評価する独自の「裏成績表」を作成した。今回は、三重、滋賀を拠点にエスカレーター校を展開する3学校法人に焦点を当てた。

 次ページでは、四日市大と四日市看護医療大を擁する暁学園、皇學館大学を擁する皇學館、びわこ学院大を擁する滋賀学園の裏成績表を公開する。