エスカレーター校 クライシス2#45Photo:PIXTA

一貫教育を施すエスカレーター校で稼ぎの規模が大きいのはどこか。エスカレーター校を運営する全国233学校法人を対象に、企業でいう売上高に相当する「事業活動収入」を集計した。連載『教育・受験 最前線』では、連載内特集『エスカレーター校 クライシス2』をお届けする。#45では、事業活動収入ランキングを公開する。日本を代表する私立マンモス校の一つ、早稲田大学が7位。早稲田大学より上位の学校法人には共通点がある。(ダイヤモンド編集部副編集長 臼井真粧美)

稼ぎの規模ランキングで
早稲田を上回るトップ6の共通点とは?

 一貫教育を施すエスカレーター校を展開している学校法人は、規模が大きいと総学生・生徒数が5万人、10万人にも及び、収入は1000億円を超える。学生・生徒が集まるだけの人気があるということであり、大規模故の知名度やブランド力が入学者集めで優位に働く。大規模であることは、学校淘汰時代を生き残り「勝ち組」となる要素の一つといえる。

 少子化が加速する学校淘汰時代に突入した今、学生・生徒とその家族、卒業生、学校・教育関係者らは、学校法人の経営に目を向ける必要がある。厳しい経営が続けば、教育の質にも悪影響となるし、学校の存続そのものが危ぶまれてくるからだ。そこでダイヤモンド編集部では、エスカレーター校を運営する233学校法人を対象に、経営データを軸に5項目を5段階で評価する独自の「裏成績表」を作成した。

 裏成績表で評価した5項目の一つである「稼ぎの規模」は、企業でいう売上高に相当する「事業活動収入」で測っている。今回は「稼ぎの規模が大きい学校法人のランキング」を意味する、事業活動収入ランキングを作成した。

 なお、233学校法人個々の裏成績表は本特集#1~40に掲載しており、今回のランキングで10位までに入った学校法人の裏成績表は以下の記事をご覧いただきたい。

#6『同志社は辺野古転覆事故で関西トップエスカレーター校の座から滑り落ちるのか?関関同立の「裏成績表」を公開』
#7『早稲田と慶應義塾だって悩んでいる…“上智とどっこいどっこい”の裏成績表があぶり出す「2強の泣きどころ」とは?』
#9『MARCHになれないエスカレーター校「成成明学獨國武」から脱落するのはどこ?まるまるは生き残れない!』
#10『【日本大学vs東洋大学】不祥事連発の日大は“東日駒専”の現状から元のポジションに戻れるか?「裏成績表」で比較考察』
#18『産近甲龍と摂神追桃「定員を埋める黒字経営」が抱えるジレンマとは?関西エスカレーター8校の“裏成績表”を公開』
#21『桜美林が「定員割れと赤字」を絶対に避けたい理由とは?東京の大規模エスカレーター7校の“裏成績表”を公開【学習院・国士舘・帝京・東海・東京農業・立正】』
#22『赤字の玉川学園は「母校愛」が試される!?東京の中規模エスカレーター7校の“裏成績表”を公開【淑徳・東邦・日本体育・文教・明星・目白】』
#36『西南学院と西南女学院に明暗!福岡のエスカレーター10校の「裏成績表」を公開【九州国際・久留米・筑紫女・都築・中村・東筑紫・福岡女・福岡】』

 次ページでは、ランキングの80位までを公開する。日本を代表する私立マンモス校の一つ、早稲田大学が7位。早稲田大学より上位の学校法人には共通点がある。