◆2003年ごろに時給ダウン?
前年までの報道から一転して、2003年は複数の大手紙誌がディズニーの時給を800円台と報じています。一体何があったのでしょうか?
実は筆者も2004年7月7日にキャストに取材し、「時給900円を800円に下げられた。時給を下げる理由の納得のいく説明は無かった」とコメントをもらっていました。
当時はデフレの影響で、全国の最低賃金も据え置き(改定ゼロ)が続くような厳しい雇用環境でした。景気悪化でアルバイトの時給が切り下げられるケースや、シフト削りによる賃金カットが行われたものです。2000年代前半にアルバイトをしていたのは、いわゆる就職氷河期世代です。
とはいえ2000年代前半の東京ディズニーの業績は好調でした。シーが開業したことで、2003年3月期の入園者数は2482万人、翌期も2547万人と大盛況。ランド開園20周年イベントもあって、当時の最高入園者数を更新しました。
◆2005年7月にアルバイト時給を800円から900円に引き上げ
◆学生に加え、今後は引退した高齢者を雇用も検討
この頃から日本の少子高齢化が鮮明となり、若者に人気のディズニーバイトですら高齢者の採用を強化するようになりました(日本経済新聞、2006年11月8日)
◆時給1000円スタート
アベノミクスで急速に株高になり、マンション価格が上昇し、人手不足が叫ばれるようになりました。(日経ビジネス、2014年2月24日)
◆オリエンタルランド労働組合は約2万人いる非正規従業員を4月1日付で組合員に
◆同時にバイト時給の上限を1100円から1350円に引き上げ
2017年には、一大転機が訪れます。全従業員の8割以上を占める非正規雇用者が、オリエンタルランドの労働組合の加入対象になりました。組合員は約2900人から一気に約2万2000人に増加。契約社員が無期雇用の社員に転換してもいます。賃金や働き方の待遇改善を進め、人手不足に対応するのが狙いです。初めて大阪でもバイトの採用面接会を開いています。(日本経済新聞、2017年3月15日)







