OpenAI、SpaceX…話題の大型IPOに飛びつくな!米著名投資家が解説「大半が期待外れ」に終わる理由Photo:NurPhoto /gettyimages

日本のIPO市場は低迷
米国では大型上場が続く

 日本の新規株式公開(IPO)市場が低迷する一方、米国ではOpenAI、Anthropic、Databricks、Andurilといった大物企業が、SpaceXに続いて株式公開へ動こうとしている。投資家の感情は激しく揺さぶられている。華々しい新興企業に乗り、短期間で巨額の富を得たい――そう夢見る人は多い。

 だが、落ち着いてほしい。歴史が示すのは、IPO株の購入は喜びよりも失望をもたらすことの方が多いということだ。熱狂には注意してほしい。

AI・テックへの熱狂が
IPO市場に火をつける

 日本で大きな話題を呼んだGOの上場を別にすれば、日本のIPOは細々とした流れに落ち込んでいる。今年上期の東京市場の新規上場社数は、15年ぶりの低水準だった。
 規制上のハードルが高くなったことも、新規上場を減らしている一因だ。だが、現在のIPO熱の中心にあるAIテーマに乗る、テクノロジー系スタートアップが日本に少ないことも大きい。

 なぜ米国ではIPO熱が高まっているのか。テクノロジーとAIに対する投資家心理が、何カ月にもわたって過熱しているからだ。

 創業者や初期投資家は、保有株を一般投資家に売る際、できる限り大きな利益を得たい。あるいは、できる限り低いコストで資金を調達したい。投資家の熱狂は価格を押し上げる。記録的な上場となったSpaceXのように。