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私立大学の6年制薬学部において、10大学は学生の半数が6年間でストレートに卒業できない(5年間の平均)。留年するのが当たり前になってしまっている大学はどこなのか。連載『教育・受験 最前線』では、薬学部の実力と経営実態に迫る「薬学部ランキング」を全9回にわたってお届けする。第5回は私立57薬学部を対象に、「ストレート卒業率ワーストランキング」を作成した。(ダイヤモンド編集部副編集長 臼井真粧美)
「ストレート卒業率」ワースト10大学
入学者の過半が6年間で卒業できず
薬剤師を目指して6年制薬学部に入学した学生の多くは当初、6年後に卒業して薬剤師国家試験に合格する未来を描いているだろう。しかし、現実は厳しい。
薬剤師資格を取得し得るレベルに至らないと進級できないし、最後の最後に卒業試験で落とされたりする。国試に合格できないレベルで卒業させて不合格になると、大学としての国試合格率が下がってしまうので、シビアな判断が下される。
6年間でストレートに卒業できない学生は、入学定員が埋まらない薬学部に多い(本連載#50『【私立62薬学部「入学定員割れ」ワーストランキング】姫路獨協、医療創生に続いて城西国際も撤退!次に薬学部がなくなる大学は?』参照)。入学者が集まらないと入試難度が落ちやすく、学力が十分にない入学者がストレートに進級するハードルは高いというわけだ。
同じ理由から、薬学部の入学者が集まらない大学は、留年せずに6年間で薬剤師国家試験に合格する割合である「国試ストレート合格率」(留年していない国試合格者数÷6年前の入学者数)が低いことが多い(本連載#52『【私立57薬学部「国家試験ストレート合格率」ランキング】6位東京理科、5位福岡大、4位明治薬科、ベスト3とワーストは?』参照)。国試ストレート合格率は薬剤師を輩出する実力をあらわにする数値であり、留年する学生の多寡がこれに影響する。
6年間でストレートに卒業して薬剤師資格を取得することを目指すなら、入学先を検討する際に定員充足状況、国試ストレート合格率、そして留年せずに6年間でストレートに卒業する割合である「ストレート卒業率」(留年していない卒業者数÷6年前の入学者数)をチェックしたい。
私立大学薬学部の定員充足状況は本連載#50、国試ストレート合格率は本連載#52にランキングを掲載した。今回は私立57薬学部(6年制)を対象に、過去5年間のストレート卒業率に基づいてランキングを作成した。
次ページでは、「5年間のストレート卒業率ワーストランキング」を一挙公開する。ワースト10までに入った大学は、入学者の過半が6年間で卒業できていない。







