Photo:PIXTA
少子化が加速する学校淘汰時代、収入源の多様化が生き残りの鍵を握る。では資産運用がうまいエスカレーター校はどこなのか。ダイヤモンド編集部では、エスカレーター校を運営する183学校法人の「運用利回り」を算出した。連載『教育・受験 最前線』では、連載内特集『エスカレーター校 クライシス2』をお届けする。#48では、資産運用のうまさを示す運用利回りのランキングを一挙公開する。トップ勢の共通点とは?(ダイヤモンド編集部副編集長 臼井真粧美)
国が学校法人の資産運用促進へ
預金・債券では「リスクがある」
「少子化の進展に伴う授業料等収入の減少等を踏まえ、資産運用等により財源を多様化していく必要性を理解しているか」
「インフレ環境下では、インフレ率を下回る利率の預金・債券の運用では、実質的な資産価値が目減りし、将来の購買力が維持できなくなるというリスクがあることを理解しているか」
これは文部科学省と経済産業省が共同で策定した「大学の資産運用の促進・高度化に向けたガイドブック」を7月下旬に公開した際に、参考資料として添えた「大学の資産運用に関するチェックリスト」1項目と2項目の文言だ。
ガイドブックは大学の財務基盤強化と財源多様化のために作成され、高度な資産運用を促すもの。少子化の加速で学校淘汰時代に突入する中、インフレ圧力がさらに学校法人経営を難しいものにしている。学納金が減っても教育や研究の質を維持するべく収入源の多様化を迫られており、その一つが資産運用であるものの、2008年のリーマンショックで複数の学校法人が資産運用で大損した過去がある。故に国が資産運用の手引きを作成したわけだ。
ダイヤモンド編集部では、エスカレーター校を運営する183学校法人について24年度の「運用利回り」を算出した。これは資産運用のうまさを示す数値だ。
次ページでは、運用利回りランキングを公開する。トップ勢の共通点とは?







