成長性が高い銘柄ほど逆風
金利上昇で企業価値は減少
6月半ば以降の株価調整にも見られたが、投資資金の流れが変わる予兆は、いつも少数派の意見の中にあることが多い。年末にかけて、世界的に長期金利は上昇する公算は大きい。
企業価値を算定する場合、企業が生み出すキャッシュフローを、金利を使って現在価値に割り引いて計算する。ということは、金利が上昇すると、企業価値は減少する可能性が高い。
今後、金利が上昇すると、成長性が高いとみられる銘柄ほど、理論的な企業価値は減少することが懸念される。ということは、金利の上昇は、株価に逆風になる可能性が高いということだ。
米国では11月の中間選挙を控え、トランプ大統領がFRBに利下げの圧力をかけたり、イラン攻撃を激化させたりする恐れがある。いずれも財政悪化の懸念を増幅させるだろう。
それに伴い、金利が一段と上昇するようだと、株価の調整もさることながら、肝心な米国経済の失速が懸念される。となると世界経済にもダメージが及ぶ。こうした株式市場の先行きリスクを、常に頭に入れておきたい。








