最低地上高135mm、その一番下に何がある?
F:冗談はさておき、まず最低地上高からいきましょう。ネット上ではこれがやたらと問題視されている。「ラッコは最低地上高が低い。しかも真下にバッテリーがむき出しで載っている。段差や縁石で腹を擦ったら一発アウト」と。
私のところにも、そのまんまのコメントが来ました。ここを調べてみると、130mmだの135mmだの、空車なら150mmあるだのと数字がバラバラです。しかもその数字がロアアームなのか、バッテリーケースなのか、セルそのものなのかもよく分かりません。ラッコの最低地上高は結局いくつあり、その一番低いところには何があるのですか。
最低地上高が低いと言われるラッコ。BYDの設計値は約135mmだという Photo by F.Y.
東:記事では設計値の約135mmで統一していただくのがいいと思います。ラッコはCell to Body(CTB)構造なので、その135mmというのは、車体とバッテリーケースを固定している取り付け部分の最下端です。
バッテリーセルは「むき出し」ではない
東:ここは少し分かり難いのですが、その135mmの位置から下にバッテリーケースがぶら下がっているわけではありません。むしろバッテリーケース本体は、その取り付け部分から上側へ、少し引っ込んだ状態で搭載されています。ですから「最低地上高135mm=地面から135mmのところにバッテリーの底面がある」ということではないんです。
LFPのバッテリーセルそのものがそこに裸で置いてあるわけでは、もちろんありません。一番下にはカーボングラスファイバー製のカバープレートがあり、その上に堅牢なバッテリーケースがある。ケースの内部には緩衝材のシートがあり、空間があり、熱マネジメント系の部品があり、その先にようやくLFPのバッテリーが置いてあるのです。
我々の説明の中でも数字が少し混在してしまって、誤解を招いた部分はあると思います。ただ、「最低地上高135mmだから、地面から13.5cmのところにバッテリーセルがむき出しになっている」という理解は全く違います。







