芸人とSTARTO俳優と女子高校生と
手越祐也のマネージャーが同じ土俵に!?
西畑氏が1回戦の審査で感じたのは、たった1分という短い制限時間の使い方に表れる違いだ。情報を詰め込み、まくしたてる応募者もいたが、準決勝進出者には、話の筋や伝えたいテーマが明確な人が目立ったという。
「初戦突破した人は、1分でも満足度のあるトークになっていました。STARTOの今江大地さんも、どんな話をされるのかと注目したのですが、いわゆるネタというより、ちゃんと起承転結のあるエピソードトークでしたね。身近なことでも、自分の目線で話せば、その人にしかしゃべれない話になる。そういう面白さを感じるものが多かったです」
では、挑戦者はどんな戦略で臨んだのだろうか? 準決勝進出者のひとり、タレントの手越祐也さんのマネージャーである、うだがわこうきさんに話を聞いた。
うだがわこうきさん 画像:本人提供
手越祐也のマネージャーが選んだ
『僕にしかできない話』とは
うだがわさんは、手越さんの中学1年生からの同級生。2020年まで大手事務所に所属する芸人だったが、手越さんの独立と時期を同じくして、活動の場を裏方に移した。しかし、漫談王の開催を知って表舞台に立つ思いが再燃したという。
「コンビを2回解散して、ピン芸人もやって、区切りを付けたつもりでした。でも手越と一緒にテレビ局へ行くと、芸人仲間に会う機会も増えた。そこでもう一度、お笑いの大会に挑戦してみようと」
最初は、記念受験のつもりだった。準決勝進出を知ったのは、手越さんのライブ当日。スマホの通知が鳴り続けていて、見ると昔の芸人仲間からの祝福LINEでいっぱいだった。
「ライブが終わった後、手越といつものように2人でご飯を食べに行って、準決勝進出を伝えたら、もう知っていたんです。出場者の所属欄に吉本やソニーなどが並んでいるなかで、自分の会社の『株式会社AVALANCHE』があるのを見て、めちゃくちゃ笑っていましたね。『俺も嬉しいよ』ってすごく喜んでくれました」
「準決勝進出者の名前を見たら、最前線で活躍している芸人さんや、賞レースのファイナリストもいたんで、急に緊張しちゃって(笑)。決勝はどうやって戦えばいいんだろうって、悩みましたね」
「元芸人らしいネタも考えていたんですが、先輩や後輩に聞くと、『芸人時代の話はいらないんじゃないか』ってみんな言うんです。辞めてからの6年間、手越のマネージャーとして経験したことでネタをつくった方が、『僕にしかできない話』になる。それ1本で戦おうと決めました」
手越祐也という有名人と二人三脚で居るからこその体験を、自分の立場から笑いに変える。まさに、主催側が求めた「その人にしかしゃべれない話」だ。







