しかし、仮にバブルが崩壊したとしても、それで世界が終わるわけではありません。すでに5年後、10年後を見据え、次の世界で覇者になろうとしている人たちは大勢います。

日本の若手起業家だって
負けてはいない

 大事なのは、次の「成長の芽」を目を凝らして必死に見つけにいくことです。

 そして、これは日本においてもまったく同じです。新たに挑戦する人は、これからも次々に出てきます。

 私はスタートアップを外から眺めるだけの傍観者でも、観察者として語るだけでもありません。自分自身が、ずっと主体的にスタートアップに関わってきました。創業者として2社を上場させましたし、エンジェル投資家としても20社以上のスタートアップに投資して起業家を支援してきました。

 2026年には日本成長戦略会議スタートアップ政策推進分科会の委員を務め、自分なりのアイデアを持って日本がよくなることを願いながら真剣に議論に参加しました。

 また、富山県成長戦略会議(幸せ人口1000万実現会議)委員・とやまスタートアップ戦略会議の座長として、富山県におけるスタートアップ支援にも力を入れています。富山で盛り上がりつつあるローカルスタートアップ支援の動きを、全国に広げていきたいとも考えています。

 私のもとには、日々、多くの若手起業家からの相談が寄せられます。彼らとコミュニケーションを続けている中で、私は「日本には期待できる若手起業家が本当にたくさんいる」と強く確信しています。

採用条件を見るだけでも
スタートアップの気合は十分

 たとえば、私が個人で支援しているHighlanders(ハイランダーズ)という会社があります。

 24歳と26歳の2人の若者が、それぞれ20億円ずつ、合計40億円の自己資金を投じて立ち上げた会社で、「最先端のロボット技術で人類の可能性を広げる」と謳い、ヒューマノイドロボット、四脚ロボット、自動化システム、ロボット用シミュレーターなどを手掛けています。