「ミドル脂臭」抑制にはフラボノイドが有効

マンダム技術開発センター
基盤技術開発課主任・
臭気鑑定士・原武史さん

「体から流れ出る汗には乳酸が含まれており、それを人の皮膚上でつねに存在しているブドウ球菌が代謝・分解することによって『ジアセチル』が発生します。そこで、私たちは102種類の植物エキスを用いて実験し、カンゾウやケイヒなどといったフラボノイドを含有する数種類が『ジアセチル』の発生を抑制することを発見しました」(原さん)

 フラボノイド含有のそれらの植物エキスは、ブドウ球菌による菌体内への乳酸取り込みを抑制するそうだ。

「そもそも汗のニオイを抑えるアプローチとしては、(1)洗浄、(2)制汗、(3)殺菌・防臭、(4)消臭、マスキング(香水)といった5つが挙げられます。ただ、洗い落としたり、殺菌したりしてもニオイ原因菌は再び増えていくので、フラボノイド含有植物エキスを用いた発生抑制機能を活用することが今までにない効果的なアプローチなのです」(原さん)

 原さんいわく、「特に女性が不快に感じやすい」という「ジアセチル」。ミドル男性たちは無意識のうちにそれを頭部付近で大量生産し、彼女たちに対して「スメハラ(ニオイによるハラスメント行為)を行っていたのだ。

 ヒドイ場合には消臭剤を置くなどして周囲も対処しているものの、やはり臭いニオイは元から絶つしかない。これを読んだすべてのミドル男性は、ただちに自らのニオイのケアに着手せよ!

(取材・文/大西洋平)