「やる気が出ない。仕事をしたくない」。
こんな気持ちになっても、自分を責めない
どの側面においても、実際に経験してみる前の想像というものは、往々にして美化し過ぎる傾向があります。それゆえ、実際にやってみて、「こんなものか」となるわけです。
また、入社してすぐにやりがいのある仕事を任されるということはありませんし、組織の中で存在感を示すことができるわけでもありません。
ストレスを溜めて悶々とする日々を過ごすことも多いでしょう。しかし、いずれの場合も、数年経った後にぶつかる壁と比べれば、それほど深刻なものではありません。むしろ、会社員として仕事をする以上は当然ながら要請される諸条件だからです。
裁量の余地が少ないとか、全体が見えづらいなどは、その会社特有のものではなく、会社組織に属する以上、必ず付いて回るものです。
こうした状況にうまく対処できる人もいるが、中には深刻な状況に追い込まれる人も多くいます。最も悪いケースの一つは、モチベーションが持続しない自分に嫌悪感を抱き、自分自身を責めてしまうようなケース。真面目な人ほど、この傾向が強い印象です。このような場合、メンタルを病む方向に発展する可能性があるので注意を要します。新入社員のみならず、中堅・ベテラン社員にもこの問題はつきまといます。
これを防ぐにはどうすればいいのでしょうか?