どんな書類が入っているのかわからない「Air File(エアーファイル)」ですが、上司は、そのファイルを毎回楽しみにしていてくれました。
なぜなら、そのファイルの中に入っている書類に目を通すことで、普段多忙なあまり考えそびれていたものを思い出したり、思考の枠を広げるためのヒントを得たり、新たなアイデアを呼び起こしてくれたりするから、とのことでした。
「異空間」で「予期しない書類」に目を通すことで、いろいろな考えが頭のなかで展開していくようです。
飛行機はくつろぐというより
「異空間」「非日常」を楽しむもの
このように、一流の人たちは、機内では、「思考を遊ばせる」時間をもっています。
日々凝り固まってしまいがちな考えから脱却し、頭脳を真っ白なキャンパスにしてから、新たな考えを取り入れようとしているのでしょう。そうすることで、これからの仕事を成し遂げてゆくためのヒントやパワーを得ているのです。
機内で「思考を遊ばせる」時間を持つ。
冒頭で、一流の人たちは、搭乗する際に「スケッチブックと色鉛筆」「タロットカード」「ジグソーパズル」などの一見不思議に思えるユニークなものを機内に持ち込んでいるとお伝えしましたが、これらのグッズも「思考を遊ばせる」ためのものです。
「異空間」で「いつもと違うことをする」ことが、インスピレーションが舞い降り、アイデアが湧いてくるための秘訣のようです。長距離フライトは、そのための格好の場所というわけです。
一流の人たちは、「異空間」という「非日常」を存分に楽しむことで、仕事の成果を高める原動力としているのです。
いかがでしょうか。これから飛行機の中での過ごし方を少し変えてみませんか?