自分の思いを言葉にすることで、
世界のどこかには自分を理解してくれる人が必ず存在するのだ
と気づく
とにかく、まずは書き出すことだ。いらない紙にモヤモヤした感情を書き殴り、破り捨てるのも賢明な方法だと思う。
ただ、私は「ブログに書いて人に伝えること」を推奨したい。
道なき道を進むとき、幾度となく壁にぶつかり、新しいことを始めれば周りから理解されない時期の方が多い人生になる。それでも冷静さを保って前進し続けられたのは、起業してから16年間、毎日ブログに自分の思いをつづる習慣があったからだ。
ブログを書くメリットはいくつもある。まず、他人に見せる前提で書くわけだから、どんな嫌なことがあっても、前向きな姿勢で「自分が学んだこと」として言葉にできるのだ。そして、学びを発信することは、必ず誰かの役に立つ情報として広がっていく。
同時に、自分の思いを言葉にすることで、世界のどこかには自分を理解してくれる人が必ず存在するのだと気づく。たとえば利害関係が絡みがちな身近な人には理解されなくても、自分のやっていることに共感し、応援してくれる遠くにいるその存在に励まされることもある。最初はたった一人かもしれない。でも、自分の行動に信念があれば、そして継続していけば、必ず徐々に点が線でつながり、いつしか渦になり、そして大きなうねりを生み出すのだ。