日本仕様は大容量バッテリーを積み
公称航続距離は560km

 日本仕様のEX30は6月末現在、1グレードのみ。総容量69kWh、使用範囲64kWhの大容量バッテリーを積み、最高出力200kW(272馬力)の電気モーターで後輪を駆動する「シングルモーター・エクステンデッドレンジ(航続距離延長型)」。日本のWLTCモード走行時の公称航続距離は560km。家屋と電力をやり取りするV2H機能は持たないが、それ以外については日本の充電規格CHAdeMOに準拠している。

 トリムレベルは欧州ではトップグレードとなる「ウルトラ」で、ハーマンカードンのサウンドバー、グラストップ、セミレベル2の先進運転支援システム、車内イルミネーションなどの装備が標準。ロードテスト車には数少ないオプションのひとつである245/40R20タイヤが装着されていた(標準は245/45R19)。

ドア開放ドア開放。ドア長は前後のバランスが良く、前後席とも乗降性は良好だった Photo by K.I.
タイヤは245/40R20というワイドサイズのグッドイヤー「エフィシェントグリップ・パフォーマンスSUV」タイヤは245/40R20というワイドサイズのグッドイヤー「エフィシェントグリップ・パフォーマンスSUV」。なかなか良いタッチのタイヤだった Photo by K.I.