大学#11Photo:PIXTA

関西の難関私立大学の代表格、関西大学、関西学院大学、同志社大学、立命館大学。人気・知名度共に抜群のいわゆる「関関同立」と呼ばれるグループの中で、2校に受かった場合に選ばれる大学はどこか?特集『入試・就職・序列 大学』(全23回)の#11では、「ダブル合格進学率」から真の人気をあぶり出す。(ダイヤモンド編集部 山出暁子)

関西を代表する4大学
2021年入試はどうだった?

 コロナ禍で行われた2021年の大学入試は、特に私立大学ではかつて見られないほどの志願者数の大幅減少となった。大手予備校・東進ハイスクールによれば、関西の難関私立大学群の「関関同立」と呼ばれるグループの志願者数も、それぞれ関西大学が昨年比90.7%、同志社大学が89.1%、立命館大学が80.6%だったという(関西学院大学のみ昨年比プラスで、101.2%。数値は一般入試のもの)。

 それでも、関西を代表するこれらの大学が全国区の知名度を持ち、人気が高いことに変わりはない。では、この「関関同立」のグループ内で、二つの大学に合格した場合、入学先として選ばれる、より人気が高いのはどちらか?ここでは、両方の大学に受かった生徒が、どちらを入学先として選んだかが分かる、「ダブル合格進学率」のデータから人気の実態を読み解く。入学先としてどちらがより選ばれているのか?早速見ていこう。