マクドナルドのポテトM・Lサイズ販売休止に見る、超合理的思考Photo:123RF

マクドナルドがフライドポテトの
M・Lサイズ販売休止を発表!

 マクドナルドは12月24日から30日までの1週間、「マックフライポテト」のMサイズとLサイズの販売を休止すると発表しました。原因は世界的なサプライチェーンの混乱と関係しています。

 日本マクドナルドはグローバルな調達先から最適なサプライチェーン構築を目指すと公言しています。今回のマックフライポテトの場合、多くは米国のアイダホ州などで生産された良質のジャガイモを収穫し、それを北米の工場で加工し、カナダのバンクーバーから日本へ輸送する物流網を築いていたようです。

 そこにバンクーバーの水害が発生し、同時に世界的なコンテナ不足も起きているので輸入遅延が発生し、代替輸送のめども立たないという状況になったのでしょう。

 私の友人に、マックフライポテトがないと生きていけないほどポテト好きな人がいます。心配でLINEしたところ、「Sサイズをたくさん買うから大丈夫」と返事が返ってきました。しかし、実はこれはただの笑い話ではありません。経営者にとって、大いに学べる知恵がそこに潜んでいる。今回はその話をしたいと思います。