ウォール・ストリート・ジャーナル、ガーディアン、サンデータイムズ、各紙絶賛! 生き物たちは、驚くほど人間に似ている。ネズミは水に濡れた仲間を助けるために出かけるし、アリは女王のためには自爆をいとわない。カケスは雛を育てるために集団で保育園を運営し、ゾウは亡くなった家族の死を悼む。あまりよくない面でいえば、バッタは危機的な飢餓状況になると仲間に襲いかかり、動物園の器具を壊したゴリラは怒られるのが嫌で犯人は同居している猫だと示す…といったように、どこか私たちの姿をみているようだ。シドニー大学の「動物行動学」の教授でアフリカから南極まで世界中を旅する著者が、好奇心旺盛な視点とユーモアで、動物たちのさまざまな生態とその背景にある「社会性」に迫りながら、彼らの知られざる行動、自然の偉大な驚異の数々を紹介。「オキアミからチンパンジーまで動物たちの多彩で不思議な社会から人間社会の本質を照射する。はっとする発見が随所にある」山極壽一(霊長類学者・人類学者)、「アリ、ミツバチ、ゴキブリ(!)から鳥、哺乳類まで、生き物の社会性が活き活きと語られてめちゃくちゃ面白い。……が、人間社会も同じだと気づいてちょっと怖くなる」橘玲(作家)と絶賛されたその内容の一部を紹介します。
動物のひみつ
老兵は前線で犠牲になり、兵隊は女王を守るために「自爆」する…何百万年も果てしなく続くアリとシロアリの“あまりにも苛烈な戦い”とは
欲望を満たすために狩猟し「命」を奪う…アフリカの「トロフィー・ハンター」に狙われた野生動物「ビッグ5」の悲劇
あらゆる動物の中で“最も古くから”人間と親しく、遺跡を発掘すると「飼い主」とともに葬られている…肉食獣「オオカミ」はどのように「犬」になったのか?
相手が倒れても石で殴り続ける、誘拐、殺し、共食いの観察例も…暗い一面を持つ「チンパンジー」に捕まった子どもの悲劇的な最期とは
凶暴化して攻撃的になり、近くにいる者すべてを犠牲にし、何十頭ものサイを殺す…「象」が引き起こす大虐殺の真相とは
エイをピザのように分け合い、アザラシを氷から叩き落とし、世界最大の「ホホジロザメ」を催眠状態にして葬る…「シャチ」に襲われた動物の無惨な最期とは
硬い甲羅のカメを噛み砕き、シマウマを30分で食べ尽くす…“ボーン・クラッシャー”「ハイエナ」に襲われた動物の悲劇的な最期とは
30人を殺し、6発の銃弾を浴びても生きていた「人食いライオン」と遭遇した男の凄惨な経験とは
川に落ちた哀れな牛を骨になるまで食い尽くす…“世界でも最も恐ろしい動物”「ピラニア」の思いがけぬ天敵
メリットがあれば動物も「ウソ」をつく、動物園のゴリラが仲良しの猫に罪をなすりつけたワケ
ライオンは地球で最も恐るべきハンター…超納得の4つの最恐の理由
【「ガン」にならずに、長生き】“ハダカデバネズミ”の健康に欠かせない「すごい物質」とは?
“マッコウクジラ”vs“巨大イカ”「海の巨大生物」同士の激戦…その驚きの結末とは
【冥界からの魔物】シャチがマッコウクジラに襲いかかった…その恐ろしすぎる結末
飢えたオオカミの群れと遭遇し、7頭を射殺、4頭を撲殺した男の凄惨な最期とは
“人類に壊滅的な被害”をもたらす恐れがあるのに「対抗する手段がない動物」、ワースト1
仲間は、いつまでもその場を離れなかった。「象の葬儀」は涙なくしては語れない…
「リーダーの地位を追われたチンパンジー」の“悲惨すぎる末路”