小林製薬といえば、ニッチで独創的な製品を次々と生み出し、ユニークでインパクトのある宣伝を行うなど、マーケティングが得意な会社として知られている。今でこそ、日用品・大衆薬の有名メーカーだが、もともとは卸売業の会社であり、将来の生き残りを懸けて事業転換に成功したという経緯がある。小林一雅会長は、現在のメーカーとしての小林製薬を築いた。現在に至るまで苦労や、独自のマーケティング理論、経営哲学などを語ってもらった。