生き方(44) サブカテゴリ
第157回
閉塞感の中で、長い間、生きづらさを感じていた人たちが、自らの意思で動き始めた。6月2日、『第5回 ひきこもり問題フューチャーセッション「庵 -IORI-」』が行われた。驚いたのは、参加者のうちおよそ半数が「引きこもり当事者」だったことだ。

第44回
休めない、眠れないなんて序の口。低賃金で長時間労働を強いられた上、経費も自腹で、ホームレス生活を余儀なくされた人もいるという。そんな過酷な仕事に耐えられるのはどんな人か。にわかに気になり、テレビの制作現場で働くADに会いに行った。

第156回
引きこもり状態の高年齢化とともに、長年、変化が起きなかった親子関係の中で、将来に絶望している当事者や家族は少なくない。しかし、27年間にわたり引きこもってきた50歳代の男性が、ふとしたきっかけから、自らの意思で動き始めたケースもある。

第43回
リーダーは大別すると情のリーダーと非情のリーダーに分けられだろう。孔子は情に重きを置くが、求められるのは「徳」だと言う。では、その徳を支える姿勢とは何だろうか。

第155回
引きこもり当事者同士、自らの意思に導かれたつながりが、ネットを通じて少しずつ広がりつつある。そして今、引きこもり当事者たちが、自分の中にある思いを外に発信し、それまで引きこもっていた人たちも、自らの意思で動き出し始めた。

第7回
千葉県君津市久留里の城下町では、江戸時代から武士の内職として、楊枝作りが行われていた。ここでつくられているのは〈雨城楊枝〉と命名された高級楊枝だ。しかしこの雨城楊枝、今日に至るまでに2度の大きな危機に襲われていた。

第128回
夫婦円満の秘訣はお互いの良いところを褒め合うことなどと言われるが、忙しい日常の中ではなかなかうまくいかないことが多い。主婦を対象に行った調査によると、妻の満たされない「褒められ願望」は、SNSへ向かうこともあることがわかった。

第154回
休日の朝
ランニングブームは朝の風景を変えている。見ていて爽やかな風景になっていると思う。昔から早朝に走る人はいたが、真剣そのもので見ていてこちらが苦しくなるような感覚があった。最近はそのウエアも華やかになり、おしゃれなランナーが増えた。皆、ランニングを楽しんでいるのだ。

第154回
当コラムをきっかけに、引きこもり状態の当事者や失業中の人たちの間で、いろいろな動きが新たに生まれている。先日、仕事探し中の50歳代のMさんの呼びかけによって、キックオフミーティングが開かれた任意団体「中高年人材センター」が、その一例だ。

第153回
じゃんけん歯磨き
最近、昼過ぎになると、男性でもトイレで歯を磨く人を多く見かけるようになった。歯磨きが習慣化すると、食後歯磨きをしないだけで気持悪く思えるのだ。新幹線の中でお弁当を食べた後でも磨く人は増えてきた。さて、他人の歯磨きする姿をしっかり見たことがあるだろうか。

第17回
過去3回にわたり行動ファイナンスの観点から「人間は合理的なのか?」「選択肢が多いことは良いことなのか?」などのテーマについてお話ししてきました。今回も引き続き人間の悲しい習性に焦点を当て、「自分は他人よりも優れた運用ができるのか?」という三つ目のテーマについて検証します。

第42回
政治家が、その言葉で失敗したり、問題をおこすことは古今、数多い。最近の日本でも、安倍首相、猪瀬東京都知事、そして橋下大阪市長がその発言を問題にされている。政治家はどのような心構えで、「言」を発すべきかを考えてみよう。

第153回
東日本大震災当時、引きこもりだった当事者のうち、外に出てきた人たちは今、どうしているのだろうか。30歳代後半の男性Aさんは、震災が来るまで15年以上、引きこもっていた。しかし、ある支援者のおかげで、震災を機に外へ出ることができた。

第125回
「便利さ」と「豊かさ」はイコールではない。このことに同意する人は少なくないようだ。意識調査によると、「携帯電話がない方が豊かな生活を送れると思う?」という質問に、「思う」と答えた人は半数以上。現代人にとっての「豊かさ」とは一体何なのか。

第152回
前回の記事に登場した貯金がなくなる予定の3ヵ月後に死を考えているAさんに「他人事ではないから」と、励ましやアドバイスのメッセージがどっと寄せられている。そのメールの3分の2ほどは、内容に共感する引きこもる本人たちの発信だった。

第43回
ふつうの人にとって食べることは喜びだ。しかし、料理研究家たるもの、喜んでばかりはいられない。大量の試作、コンビニの新作、話題のお店の試食も仕事だ。しかも料理研究家のコマツザキ・アケミさんは、あろうことか好き嫌いが激しかった。

第41回
安倍首相が活発な外交を展開し、成果を収めつつあるように思える。優先順位は間違っていない。何をやってもうまくいっている時こそ、『君たること難し、臣たること易からず』という姿勢で臨んでほしい。

第151回
40代の引きこもり当事者Aさんは、中学時代に神経症を発症し、6年間引きこもりに。その後、バイトや派遣で収入を得てきたが、リーマンショック後は孤立無業状態になった。あと3~4ヵ月で貯金は底をつくが、その後については死さえ見据えている。

第6回
上野駅から合羽橋道具街へとのびる浅草通りを歩き、稲荷町の駅を抜けたあたりにある『宮川刷毛ブラシ製作所』には様々な種類の刷毛とブラシが並ぶ。普段はあまり存在感のない刷毛だが、じつは伝統的な日本の美を支える重要な要素である。

第150回
多くの引きこもる人たちにとって切実なのは、動き出そうと思ったときに、「お金」という障壁が立ちはだかることだ。そんな人々の自立を助けることになるかもしれないのが、各地域の社会福祉協議会が行う資金の貸付支援事業である。
