経営戦略(49) サブカテゴリ
第78回
職場に広がるジェネレーションギャップの中に「自慢話」がある。おじさん・おばさん世代が20~30代の後輩に向けて自身が経験した困難とその乗り越え方を語るシーンで、多くの若手が「聞くに堪えない」と感じるようだ。実は、仕事と組織を語るには3つの視点があり、それをうまく使い分けないと、ためになる話も役に立たない自慢話になってしまう。

第76回
日本のものづくり企業の信用を揺るがす不祥事が続発しています。今回は、その原因がどこにあるのかを考えてみたいと思います。これは、大企業だけに起こる問題ではなく、中堅・中小企業などどの会社でも起こることだと私は考えています。

業界26社を束ねる日本損害保険協会。今年6月に会長に就任した三井住友海上火災保険の原典之社長に、損保業界が足元で抱える課題などについて聞いた。

「経済学のマザーテレサ」「経済学の良心」として名高く、アジア人として初めてノーベル経済学賞を受賞したアマルティア・セン教授。その研究の範囲がノーベル経済学賞に収まりきらないことから、同賞受賞者の中でも異色の経済学者と言われている。そのセン教授は「戦後の日本の経済成長はアジアのモデルとなった」と日本の成長モデルを高く評価し、ハーバード大学の授業でも度々日本について教えているという。セン教授に日本の成長モデルの強みと今後の日本経済について語っていただいた。

物流危機の主役でもあるヤマトホールディングスが9月末に発表した「新中期経営計画」への評価が分かれている。一部のドライバーからは「ホワイト化」への評価もあるが、本当の意味でのヤマトの課題はそこではない。

3大銀行が合計で3.2万人分の業務を削減ーー。こんなニュースを受けて、また銀行に大リストラ時代が到来した!と大騒ぎになっているが、今から16年前にも同じようなニュースが出ていた。懲りない銀行の何が問題なのだろうか?

ビジネスパーソンの中で「小遣いが足りない」と嘆いている人は、職場近くのコンビニでカップ麺やペットボトルのお茶、おやつ類を買っていないだろうか?もし、近くにドラッグストアに同じ商品があれば値段をチェックしてみよう。商品によっては半値前後で買えるお得なものもある。それにしても、なぜドラッグストアはコンビニと比べ激安で買えるのか――?

組織全体の生産性を上げるために企業は人材をどう活用すべきか。ある調査によると優良企業と一般的な企業とでは優秀な「Aクラス人材」の人数はほぼ変わらないという。では、優良企業とそうでなく企業を分けたものは何か。「適材適所」である。優良企業では、Aクラス人材に力を発揮できる環境を用意している。

毎年、台風被害に遭う宿命を持つ日本人。台湾や米国にも「台風休暇」が存在するが、日本人は相変わらず鬼の形相で遅延する超満員電車に乗ったり、暴風雨の中でも危険を顧みず車で出勤を試みたりする。この狂気にも似た勤勉性を治さない限り、働き方改革は実現しない。

1989年から30年近く「築地市場」の研究を続けているテオドル・ベスター教授。築地では知らない人がいないほどの有名人だ。経済学、社会人類学、都市社会学など多彩な視点から築地市場を見つめた著書「築地」は、築地のみならず、日本という国を理解する上で格好の書となっている。ベスター教授は、豊洲移転問題で揺れる築地市場をどう見ているのだろうか。

第77回
働き方改革の流れを受けて「副業」に注目が集まっている。副業どころか、複業時代といわれる昨今でもある。兼業するには3つの条件「それぞれの仕事の性質」「サポート体制」「当人の習熟度」が整っていないと難しい。

第75回
コストを下げる最終的な目的が利益を出すことであるなら、緊急時は別として、コストを下げて利益を確保するダウンサイドの戦略ではなく、価値の高い製品を作って利益を確保するアップサイドを狙う戦略を立てるべきです。

第15回
「時短」から始まった働き方改革は、ここにきて生産性向上が主要なテーマとなってきている。仕事量が同じなまま、働く時間を減らしたところで、どこかにしわ寄せがくる。自宅に持ち帰るか、スタバでやるか。働き方改革とは、そもそも仕事の効率を高めることが本質であると気づいたからにほかならない。

ハーバード大学の知日派教授と聞いて誰もが真っ先に思い浮かぶのは、エズラ・ヴォーゲル教授だろう。1979年に出版された『ジャパン アズ ナンバーワン: アメリカへの教訓』は日本国内で70万部を超えるなど、世界的な大ヒットを記録した。日本、中国、アメリカという三つの国を社会学の観点から徹底的に研究しつづけてきたヴォーゲル教授に、日本が世界に与えた影響とトランプ政権の今後についてうかがった。

今年6月、三菱東京UFJ銀行は小山田隆前頭取の健康問題を理由として、三毛兼承頭取の就任を決めた。突然のトップ交代劇からの4カ月間で感じたことや、銀行単体からグループ連結へと経営の重心が移りゆく中での銀行頭取の役割について、三毛頭取に聞いた。

ベテラン社員たちから「40年以上前から不正があった」など、驚きの証言が出ている神戸製鋼所。ちょうどその時代、不正につながったのではないかと思われる、神戸製鋼とソ連(当時)との密接な関わりがあった。

第54回
650年の伝統を誇る「能」。能の舞台はとても簡素だが、そこに観客各々の幻視を重ねられるような仕掛けになっている。何かに似ていないだろうか。そう、AR(拡張現実)やMR(複合現実)といった先端技術にそっくりなのだ。

自然を主役にして人間の歴史をひもといてみると、どんな側面が見えてくるのだろうか。環境史の授業の中で日本史のテーマを取り上げているのが、イアン・ジャレッド・ミラー教授だ。東京の電化史、築地市場、軍艦島などから、ハーバードの学生は何を学んでいるのだろうか。

第5回
2018年、日本は明治維新から150年を迎える。その明治維新について初めてハーバード大で本格的に研究したのがアルバート・クレイグ名誉教授だ。そもそも明治維新はなぜ長州と薩摩からはじまったのか。明治維新がこの国にもたらした影響とは何か。日本人として身につけておきたい「教養としての明治維新」を中心に語っていただいた。

神戸製鋼所で相次いで不正が発覚し、騒動になっている。三菱自動車や東芝など、日本を代表する基幹産業の名門企業で、なぜこうした「不正ドミノ」が発生するのか?その根底には、ある共通した組織の病がある。
