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第269回
シャープ悲願の中国液晶生産モジュール開発拠点を登記
シャープが、三重県亀山市、大阪府堺市に続いて、液晶パネルの生産拠点建設を目指している中国・南京市で、“変調”が見え始めている。ようやく、第6世代の生産設備を売却し、工場稼働に向けて動き出したのだ。
第54回
ドコモの回線で「iPad」を使用NTTがひっそり始める“裏技”
5月28日、米アップルが市場投入した多機能ネットワーク端末「iPad」がソフトバンクから発売された。それに先立つ18日、iPhoneに続いてiPadでも発売の機会を逃したNTTドコモは、夏商戦向けの商品発表会のタイミングに合わせて、ひっそりと「定額データプラン」の新規申し込み料金割引キャンペーンを開始した。
第492回
消費者金融の駆け込み寺に?とんだとばっちりに焦る銀行
改正貸金業法の完全施行を6月18日に控え、対象外のはずだった銀行や信用金庫などの緊張感が高まっている。法改正で消費者金融から借りられなくなった消費者に、代わりに貸すよう迫られかねない状況になりつつあるからだ。
第100回
5月20日、1930年代以来の大改革ともいわれる米国の金融改革法案が上院で可決された。むろん、金融危機の震源地であっただけに、規制強化は避けられないのも事実だ。だが、この改革案が、米議会に交錯する思惑に振り回されてきた危うさが浮き彫りになる。
第268回
沸騰!上海コンビニ競争中食需要の取り込みで拡大狙う
約4000店のコンビニがひしめく上海で、日系企業が中食需要のさらなる取り込みを狙い、商品配送や出店を強化している。ファミリーマート、セブン‐イレブン、ローソンの戦略を追った。
第491回
苦肉の策の減速運航で改善黒字化が見えたコンテナ船
2008年のリーマンショック以降、海運各社の赤字の元凶だったコンテナ船事業に、ようやく改善の兆しが見えてきた。あの手この手で赤字を縮小してきたが、苦肉の策として登場した減速運航の効果も大きいようだ。
第490回
住生活グループのサンウエーブ子会社化でキッチン業界の再編加速必至
キッチン設備業界の再編が加速している。攻勢をかけるのが住生活グループのINAX。昨年、キッチン専業大手のサンウエーブ工業を100%子会社化した同社は、現在、キッチン設備市場で28%のトップシェアを握る。
第489回
ガソリンスタンドを脅かす伊藤忠・ファミマのEV構想
伊藤忠商事やファミリーマート、マツダなど16社は、電気自動車(EV)を中心とした二酸化炭素を排出しない新たな社会システムづくりに乗り出した。
第267回
拡大する住宅ローンショップ400店展開目論むSBIの勝算
最近、住宅ローンショップといわれる、住宅ローン販売の来店型店舗が登場している。展開しているのはSBIホールディングス傘下のSBIモーゲージ。すでに全国に66店舗あり、今年度中に120店舗、数年以内に400店舗をフランチャイズ展開で出店するという。
第266回
500億円の投資増もやむなしアステラスが米社買収で合意
背に腹は代えられない──。アステラス製薬による米OSIファーマシューティカルズのTOB(株式公開買い付け)価格引き上げである。結果、1ヵ月半も停滞した買収交渉は合意に至った。
第488回
政治主導の名の下でゴリ押し原口大臣と孫社長の「光の道」
通信業界における30年来の議論である「NTTの組織問題」。それが今、官僚を遠ざける政治主導の名の下に次々と予定が前倒しされ、肝心の中身を詰める作業がないがしろにされている。
第265回
サントリーのウイスキー絶好調!醒めぬハイボール人気の好循環
アルコール離れが止まらないなか、ウイスキー需要の伸びが顕著だ。背景には、根強いハイボール人気がある。ハイボールに最も使用されるサントリーの「角瓶」の今年1~4月の出荷数量は前年同期比でなんと77%増えた。
第487回
民主党内も中央と地元で対立諫早湾開門調査を阻む人びと
止まらない大型公共事業の典型が、湾を閉め切る鋼鉄製の「ギロチン」で全国に衝撃を与えた国営諫早湾干拓事業だ。造成された農地666ヘクタールで野菜づくりが行われているが、深刻な漁業不振から漁業者らが開門を求め、地域を二分する対立が続いている。
第264回
昭和シェル石油の看板に傷不正ガソリン販売の波紋
3月3日、旭川市のガソリン安売り大手、モダ石油グループの帯広給油所で、タンクローリーの運転手がハイオク1万6000リットルの入ったタンクに、灯油2600リットルを誤って入れた。不正ガソリンが販売され、業界関係者を驚かせている。
第486回
住商が巻き込まれた襲撃騒動商社初100%権益投資の教訓
住友商事がボリビアで襲撃事件に巻き込まれた。4月中旬、住商が子会社を通じて保有するサンクリストバル鉱山をめぐり、鉱石の輸送事務所が地元住民に襲われたうえ、一時占拠される事態に陥ったのである。
第99回
5月6~7日、金融市場に緊張が走った。ユーロ急落、世界同時株安、信用リスク急騰と金融危機再来の様相を呈したからだ。今回のギリシャ発ユーロ危機は、かねて燻り続けていた火種が一挙に燃え広がったものである。
第263回
トップに君臨し続けたみずほ3会長の引き際
みずほフィナンシャルグループ(FG)は、8000億円規模の普通株増資とともに、「権力の二重構造」と批判が強かったFGの前田晃伸、みずほコーポレート銀行の齋藤宏、みずほ銀行の杉山清次の3会長揃っての退任を決めた。
第262回
鉄鋼大手4社が業績予想見送り原料価格交渉の難航で回復に暗雲
鉄鋼大手4社が今期の業績予想を出せないという異例の事態が生じている。原料価格の見通しがまったく立たないためである。鉄鋼大手の昨年度業績は大幅な減収減益。今期は回復基調に戻りつつあるものの、原料価格交渉の行方次第では、再び厳しい状況に転落しかねない。
第485回
世界初!愛知県豊田市で誕生したコメ兌換通貨の凄味~「腐るおカネ化」で流通の加速を目指す
愛知県豊田市でコメと交換できる世界初の地域通貨が誕生し、一部地域で流通が始まった。この“おむすび通貨”、じつはこれまでの通貨の概念を覆すことにも挑戦している。それは通貨の“腐るおカネ化”だ。
第484回
医療モールは“冬の時代”に著名な運営会社も相次ぎ破産
ビルなどの同じ建物内に複数の診療所が入居する事業形態「医療モール」。互いに患者を紹介し合うという相乗効果が期待できるというのが“ウリ”だった。だが最近の乱立で集客効果はなく、運営は厳しくなっているようだ。