
瀧口範子
第256回
今年5月に日本にも上陸したスクウェア(Square)は、スマートフォンやタブレットをクレジットカード決済に利用できるというサービスである。そのスクウェアがアメリカでスタートさせた「スクウェア・マーケット」の目指すものと、評判をまとめる。

第255回
インターネットテレビの領域で、グーグルとアップルの直接対決が近づいているが、両者のコンテンツホルダーに対するアプローチは全く異なる。現在のテレビ視聴料に不満を持っているアメリカの視聴者にとって、どちらが支持されるのか。

第254回
最近、まったく新しいタイプのオンライン衣料店として話題の「トランク・クラブ」というサイトは、ファッションが苦手な男性をネットでサポートする、パーソナルショッパー、あるいはパーソナルスタイリストのしくみを取り入れたサービスとして注目されている。

第253回
米国でネット選挙が注目されたのは、オバマ大統領がはじめて戦った2008年の大統領選挙だった。再選を目指した昨年の選挙では、有権者のすべての行動や志向をデータ化して投票行動を予測する「選挙工学」に進化した。その驚愕の中身とは?

第352回
世界中で月間600万人の生徒が学ぶ教育プラットフォームである「カーンアカデミー」。これまで誰も成し得なかった教育界の改革は、なぜ成功しているのか? 創設者のサルマン・カーン氏に、成長の理由と教育への思いを語ってもらった。

第252回
「マイクロビデオ」とは、ごく短い動画のこと。6秒とか15秒とかといった長さ制限付きのビデオだ。このビデオ機能を舞台に、宿命のライバルであるツイッターとフェイスブックが、激しいユーザー争奪戦を繰り広げている。

第251回
3Dプリンティングの普及と製造業の変革が期待される一方で、過剰な期待に対して警鐘を鳴らす動きも出てきている。市場成長は鈍化の兆しがみられ、騒ぎ過ぎのわりには出力物は実用に程遠いというのが否定派の意見だ。何が課題なのか。

第250回
米国の大手テクノロジー企業は、プリズム・プログラムの存在が明らかになった1週間後ほどから、徐々に協力を認め始めている。だが、実際にプログラムがどんな仕組みになっているのかについては、依然として謎が残ったままだ。

第249回
アップルが、予想通りインターネット・ラジオに進出する。やはり、という感想が業界で聞かれるのだが、この「やはり」は「やっぱり進出するか」という意味と、「やっぱり真似したか」という意見の両方を反映している。

第248回
グーグルのブラウザー「クローム(Chrome)」をベースにしたラップトップ・コンピュータ「クロームブック(Chromebook)」が、なぜかしぶとく生き残っている。その理由を探った。

第247回
一部の人々の間では「通常の小売価格で買い物などするな」というのが合言葉になっているほど、米国では中古品の流通が進んでいる。多様化する米国の中古品引き取りビジネスをまとめた。

第246回
米ヤフーが、若者に人気のブログサイト「タンブラー(Tumblr)」を11億ドルで買収する。メイヤーCEOの手腕が問われるが、タンブラー内部には一般ユーザーが敬遠する“美しくない”コンテンツが存在するなど、課題も多い。

第245回
グーグルは今年、利用者の死後にデータをどうするかあらかじめ設定できるツールを公開した。しかし、フェイスブックは原則として本人以外はデータを削除できない。死後、ネット上のデジタル資産をどうするかについて、静かな議論がはじまっている。

第244回
いろいろなものをユーザー同士が共有する米国のシェア・エコノミーは勢いを増しているが、今、注目を集めているのが、このしくみを使った借金である。そのサービスを提供するのは、「Lending Club(レンディング・クラブ)」というサイトだ。

第243回
「グーグル・ファイバー」が、米国で少しずつ広がりを見せている。当初は、その動きを不審がる声も聞かれたが、採用する都市の増加につれて、グーグルは本気で全米をファイバーで覆ってしまうつもりなのか、とも感じられるようになってきた。

第242回
通常の通貨のように国境も持たず、供給量を管理する中央銀行もない「ビットコイン」は、新しい「第三の通貨」として注目を集めているのだが、その是非についてははっきりと見方が二分されている。常に論議の絶えない存在なのである。

第241回
グーグルが開発したメガネ型のウェアラブルコンピュータ「グーグルグラス」。今年中には一般販売開始が予定されているが、それに先立ち、シリコンバレー3強ベンチャーキャピタルが同商品周辺の開発企業に資金投入するためのファンドを組織した。

第240回
フェイスブックがアンドロイド用のアプリ「フェイスブックホーム」の配布を開始する。10億人超のフェイスブックユーザーが、アンドロイドフォンを使うようになれば、グーグルにとってはいいニュースだ。だが、ことはそれほど単純ではない。

第239回
アマゾンが読者コミュニティサイトのグッドリーズを買収するという。グッドリーズは、現在1600万人もの登録ユーザーを抱える大所帯だ。ただ、グッドリーズのユーザーにとって、アマゾンによる買収は必ずしも朗報ではなかったようだ。

第238回
オンライン教育が進む中で懸案になっているのが、カンニングや盗作などの不正をどうチェックするか。学生の15~30%が他人の論文から一部を拝借して自分の論文に組み込むなか、登場したのが「ターンイットイン」という盗作検知サービスだ。
