
瀧口範子
第237回
サムスンが先週、新しいスマートフォン「ギャラクシーS4」を発表した。サムスンはここ数年、アップルによる特許違反訴訟に苦しめられてきたが、ギャラクシーS4は、まるで「リベンジ(復讐)」とでもいわんばかりの新機能を盛り込んでいる。

第236回
学校の校庭の一部をオーガニック農場に変える「エディブル・スクールヤード」(食物のなる校庭)という運動が、アメリカ全土に急速に広がっている。この取り組みがまだ食への認識が低いアメリカ人の考え方を変えるきっかけになっている。

第235回
ネットの力によって地元の商売がサポートされている例は、今やアメリカではたくさん見られるようになっている。そうした中で、IPOも間近だとされる人気サービスが出前注文サイトのグラブハブだ。

第234回
グーグルが新しい新ノートPC「クロームブック・ピクセル」を発表した。びっくりするのは、その価格。ネクサス・シリーズで格安ぶりをアピールしてきたグーグルにしては、かなりの高価なのだ。いったいグーグルは何を考えているのか。

第233回
情報サイト激戦の時代、人々の役にも立ちながら、広告に頼らずに成立しているサイトである。その代表格がガジェットを紹介する「ワイアーカッター」だ。それほど頻繁に記事がアップデートされていないが、月に5万ドルの収入があるという。

第232回
ツイッターが6秒のマイクロビデオを提供することになった。このマイクロビデオは、昨年ツイッターが買収したヴァイン社の技術。すでに人気は上々で、新しいソーシャルツールとしてだけでなく、企業の新しいマーケティングツールとしても注目だ。

第231回
ビジネスを社会貢献とミックスさせる企業でもっとも成功しているひとつが、トムズ・シューズだろう。その特徴は、1足の靴が売れると途上国の子どもにも1足靴をプレゼントすること。つまり、普通の消費活動が社会貢献に自動的に結びつくのだ。

第22回
クラウドコンピューティングの最前線を、加速度をつけて走り続ける「アマゾン ウェブ サービス」(AWS)。その中心的役割を担うアマゾン・ドットコムCTO(最高技術責任者)のヴァーナー・ボーガス氏に、AWSがもたらした変化と今後の展開について話を聞いた。

第86回
2025年における働く人々の様子を生々しく予測し、ベストセラーになった『ワークシフト』。著者のリンダ・グラットン氏は、「漫然と迎える未来」には孤独で貧困な人生が待ち受け、「主体的に築く未来」には自由で創造的な人生があると指摘する。

第230回
日本で質問サイトというと、単純に生活の上でわからないことを尋ねるものをイメージするだろう。一方で、アメリカで何かと注目を集める「Quora(クウォラ)」はちょっと違う。「知恵を披露する場」というイメージが強いからだ。

第229回
どんなに専門的な技能が必要とされる業界にも、創造的破壊が起こるという例を示すのが、99designsだ。同社はこれまでならば専門的な経験や信頼性が重要だったデザインという仕事を、インターネットを通じてオープンに依頼する仕組みを作った。

第228回
アップルがiPhoneの小型版、iPhone miniを発表するだろうというもっぱらのうわさだ。iPhone miniは小型なだけではなく、価格も安くなる。高級感のある完璧な製品で押してきたアップルにとって、これは大きな方向転換になる。

第227回
移民の国アメリカで、よく使われているサービスがある。「アンセストリー・ドットコム」というサイトだ。日本のような戸籍制度がないアメリカでは、自分の先祖を簡単には確定できないため、このサイトがよく使われるようになっている。

第226回
アメリカは、意識的に気を配っていないとかなり不健康な食事を口にするハメに陥ってしまう。そうした中、意識的な親が声を上げ始めた。それを受けて、最近注目を集めているのは、革新的なベビーフードを開発、製造するプラム・オーガニックスだ。

第225回
アメリカで「ベネフィット・コーポレーション」という企業カテゴリーを法律として制定する動きが出ている。営利企業でありながら、社会や環境問題の解決に貢献するという存在である。つまり社会的貢献を企業の存在自体の中に盛り込もうというものだ。

第224回
「シンギュラリティー・ユニバーシティー(SU)」という大学が、シリコンバレーにある。独自の校舎もなく学位の授与もないが、SUは今大きな注目を集めている組織だ。なぜなら、究極の未来志向の科学者によって設立されている教育機関だからだ。

第15回
190ヵ国に数十万のユーザーを有するアマゾン・ウェブ・サービス(AWS)。11月末に開催されたAWS初のコンファレンス「Re: Invent」では、パブリック・クラウドのトップランナーとして、政府機関や教育機関の大規模プロジェクトや、ミッション・クリティカルな分野での導入事例も多く紹介された。

第223回
約60年前に創設されたアメリカの男性誌『プレイボーイ』。現在も多くの人に愛され、もはや伝説ともなっているこの雑誌だが、創設者ヒュー・ヘフナーは一体どのようにして『プレイボーイ帝国』を築き上げてきたのだろうか。

第222回
「ブラックフライデー」とは、感謝祭(11月第4木曜日)の翌日の金曜日のことで、1年で最大のショッピングデーだ。普通では考えられないほどの値引きも行われる。不況が続く中で、人々は明るい話題を待ち望んでいるのだが、今年の結果はどうだったのか。

第221回
およそ1ヵ月前の10月末、アメリカで数々のウェブサイトがダウンした。ダウンの理由は、アマゾンが提供するクラウドサービス(AWS)の不具合だ。驚いたのは、こんなにたくさんの有数企業がAWSを利用していたことだった。
