真壁昭夫

真壁昭夫

多摩大学特別招聘教授

1953年神奈川県生まれ。一橋大学商学部卒業後、第一勧業銀行(現みずほ銀行)入行。ロンドン大学経営学部大学院卒業後、メリル・リンチ社ニューヨーク本社出向。みずほ総研主席研究員、信州大学経済学部教授、法政大学大学院教授などを経て、2022年4月から現職。著書は「下流にならない生き方」「行動ファイナンスの実践」「はじめての金融工学」など多数。

第339回
そろそろリターンとリスクを冷静に見極めよう 期限切れ食肉問題で考える中国ビジネスの前途多難
真壁昭夫
7月下旬に明るみに出た中国の期限切れ食肉問題で、日本企業は大きなダメージを受けた。中国は日本にとって依然として重要な市場だが、先行きには不安要因も多い。経営者は、そろそろ中国ビジネスのリターンとリスクを冷静に見極めるべきだ。
そろそろリターンとリスクを冷静に見極めよう 期限切れ食肉問題で考える中国ビジネスの前途多難
第338回
勃発から100年、あの第一次世界大戦は昔話か?時を経て蘇るナショナリズムと多極化の世界リスク
真壁昭夫
人類史上初の総力戦となった第一次世界大戦の開戦から、この7月で100年の時が経つ。足もとの世界情勢を見ると、当時の世相に通じるリスクも見られる。世界的なナショナリズムの台頭や多極化によって、今後世界はどこへ向かって行くのか。
勃発から100年、あの第一次世界大戦は昔話か?時を経て蘇るナショナリズムと多極化の世界リスク
第337回
マレーシア機撃墜で苦境のプーチンと高笑いの習近平 ウクライナ情勢を睨みナイスガイから脱皮すべき日本
真壁昭夫
マレーシアの旅客機がウクライナ上空で撃墜されてから、数週間が過ぎた。親ロシア派の仕業と見られた事件は、ロシアの立場を危うくし、国際情勢に予想以上の影響をもたらしそうだ。日本もこの動きを睨み“ナイスガイ”から脱皮すべきだろう。
マレーシア機撃墜で苦境のプーチンと高笑いの習近平 ウクライナ情勢を睨みナイスガイから脱皮すべき日本
第336回
ついに破綻した山水電気の本当の“命取り”とは?寂寥感漂う音響機器業界に学ぶダーウィン的経営論
真壁昭夫
高級音響機器メーカーとして一世を風靡した山水電気が、ついに破綻した。全盛期の同社を知る人たちにとっては、寂寥感を感じる向きも多いだろう。かつての競合たちのように、どうして山水は生き残れなかったのか。筆者なりに分析したい。
ついに破綻した山水電気の本当の“命取り”とは?寂寥感漂う音響機器業界に学ぶダーウィン的経営論
第335回
VAIO株式会社は“モノづくり”を取り戻せるか?電機業界の行方を占う「壮大な実験」の吉凶
真壁昭夫
7月、ソニーがPC事業を売却したVAIO株式会社が発足した。かつてPC部門の巨人だったIBMも、すでにブランドを中国のレノボに売却しているが、一定のブランド力を保っている。果たしてVAIOは復活できるか。「壮大な実験」の吉凶を占う。
VAIO株式会社は“モノづくり”を取り戻せるか?電機業界の行方を占う「壮大な実験」の吉凶
第334回
滑稽な韓国を従わせて覇権を強める中国の成算 米国不在の「Gゼロ時代」を日本はどう生きるべきか
真壁昭夫
これまで国際秩序の番人の役割を果たしてきた米国のプレゼンス低下により、世界には「Gゼロ時代」が訪れつつある。なかでもアジア地域では、こうした状況を睨んだ中国の覇権主義が台頭している。日本はこれから、どんな外交を考えるべきか。
滑稽な韓国を従わせて覇権を強める中国の成算 米国不在の「Gゼロ時代」を日本はどう生きるべきか
第333回
恐ろしい貿易赤字拡大を冷静に、前向きに捉える法 数字に目くじらを立てるより、競争力向上に腐心せよ
真壁昭夫
貿易赤字がこれほど拡大して、日本は大丈夫なのか? 最近筆者は、こう尋ねられることが多い。貿易赤字は確かに大きな不安要因だ。ただし、数字だけを見て目くじらを立てる必要はない。重要なのは、経常赤字を回避するための試行錯誤だ。
恐ろしい貿易赤字拡大を冷静に、前向きに捉える法 数字に目くじらを立てるより、競争力向上に腐心せよ
第332回
終戦直後のような預金封鎖は本当に起きるのか?国民に浸透した「超財政悪化不安」の現実味と対策
真壁昭夫
これから戦後の預金封鎖や新円切替のようなことが、起こるのだろうか――。筆者の経済講演では、参加者からこんな質問を受けることが増えた。すでに国民の中にも、それほど財政悪化懸念が浸透しているということか。その現実味を分析する。
終戦直後のような預金封鎖は本当に起きるのか?国民に浸透した「超財政悪化不安」の現実味と対策
第331回
ユニクロ値上げに見る人手不足・物価上昇観測の真贋 景気回復期待の“バンドワゴン効果”はいつまで続くか
真壁昭夫
低価格路線で走ってきたユニクロが、既存商品の値上げに乗り出す。その背景には、折からの人手不足、物価上昇観測の影響も見える。とはいえ、こうした観測が生むバンドワゴン効果はいつまで続くだろうか。日本経済が真の復活を遂げるためには?
ユニクロ値上げに見る人手不足・物価上昇観測の真贋 景気回復期待の“バンドワゴン効果”はいつまで続くか
第330回
舌鋒鋭い批判とは裏腹に日本経済への親近感も 「面白い隣人」韓国の本音から透ける本当のリスク
真壁昭夫
韓国はとても面白い国だと感じる。ことあるごとに鋭くわが国のことを批判する一方、知識層には親日派も多く、とりわけ日本の経済活動に親近感を持っているからだ。こうした現象からは、韓国人の抱える本当のリスクが透けて見える。
舌鋒鋭い批判とは裏腹に日本経済への親近感も 「面白い隣人」韓国の本音から透ける本当のリスク
第329回
中国にすり寄る韓国と日本に歩み寄る北朝鮮の不思議 変わる朝鮮半島情勢の背後でうごめく中国の深謀遠慮
真壁昭夫
韓国が中国にすり寄る一方、北朝鮮は拉致問題で日本に歩み寄りを始めた。日米中韓朝の利害が複雑に絡み合う朝鮮半島のパワーバランスが、変化を見せ始めた。その変化の背景には、大国となった中国の思惑が深く絡んでいるように思える。
中国にすり寄る韓国と日本に歩み寄る北朝鮮の不思議 変わる朝鮮半島情勢の背後でうごめく中国の深謀遠慮
第328回
景気回復に加えて働き手の人口がどんどん減少 足音が聞こえ始めた「人手不足時代」の近未来予想
真壁昭夫
最近、様々な分野で「人手が足りない」という声を聞く。最近まで“就活氷河期”などと言われていたが、どうしたことか。背景には景気回復期待があると言われるが、そればかりではない。さらに中長期的な課題が潜んでいるのだ。
景気回復に加えて働き手の人口がどんどん減少 足音が聞こえ始めた「人手不足時代」の近未来予想
第327回
杜撰すぎるフェリー事故に隠された韓国人の心理 見えてきた「難しい隣人」を理解するためのヒント
真壁昭夫
あまりにも杜撰なフェリー事故を通じて、韓国社会が抱える様々な課題が論じられるようになった。筆者も様々な関係者へのヒアリングを通じて、事故に隠された韓国人の心理がわかって来た気がする。日本は「難しい隣人」とどう付き合うべきか。
杜撰すぎるフェリー事故に隠された韓国人の心理 見えてきた「難しい隣人」を理解するためのヒント
第326回
悠久の中華思想を振りまきベトナムとも一触即発に 岐路に立つ中国、強硬路線の行き着く先を考える
真壁昭夫
中国は日本、ベトナム、フィリピンなどとの間に領有権に関する紛争の火種を抱えている。足もとで、同国の対外姿勢は驚くほど強硬だ。背景には、岐路に立たされた国内情勢などの影響も見える。中国はこれから、どこへ進もうとしているのか。
悠久の中華思想を振りまきベトナムとも一触即発に 岐路に立つ中国、強硬路線の行き着く先を考える
第325回
一時の線香花火か、中国を越えた世界企業への一歩か米国上場に乗り出すアリババの型破りな成長力と懸念
真壁昭夫
中国の巨大IT関連企業であるアリババ集団が、米国の証券取引委員会に新規株式公開の申請書を提出した。実際の株式公開は夏以降と見られる。中国に囚われない経営者、ジャック・マー氏の型破りな経営戦略を、投資家はどう評価したらいいか。
一時の線香花火か、中国を越えた世界企業への一歩か米国上場に乗り出すアリババの型破りな成長力と懸念
第324回
新卒よ、もうブラック企業に自らを安売りするな!就活戦線異状あり、にわか売り手市場の賢い歩き方
真壁昭夫
労働市場での求職と求人の比率が好転している。すでに一部の業界では深刻な人手不足になっており、新卒者にとって“売り手市場”になりつつある。もう、ブラック企業に自らを安売りする必要はないのだ。にわか売り手市場の歩き方を指南する。
新卒よ、もうブラック企業に自らを安売りするな!就活戦線異状あり、にわか売り手市場の賢い歩き方
第323回
無敵のビジネスモデルに組織改革は必要か?減益予想のユニクロに吹き付ける「逆風の正体」
真壁昭夫
4月中旬、ユニクロを運営するファーストリテイリングは、今年8月期の連結業績を下方修正し、純利益がこれまでの増益予想から一転して減益予想となった。利益率低下の背景にはどんな構造変化の影響があるのか。組織改革の必要性を考える。
無敵のビジネスモデルに組織改革は必要か?減益予想のユニクロに吹き付ける「逆風の正体」
第322回
あっという間に5000億円が流入 改めてNISAのうま味とリスクを分析する
真壁昭夫
今年1月に導入されたNISAには、すでに5000億円が流れ込んだ。NISAは売買益や配当金に課税されないという投資優遇口座。反面、仕組みも複雑で制約も多い。改めてNISAを使った投資のうまみとリスクを分析してみよう。
あっという間に5000億円が流入 改めてNISAのうま味とリスクを分析する
第321回
消費税増税で「17年前の悪夢」は再来しないか?足もとで感じる“意外に冷静な国民感情”の裏を読む
真壁昭夫
8%への消費税増税が始まった4月1日以降の世相を見ていると、国民は意外なほど冷静に見える。以前から日本の財政不安を刷り込まれ、仕方がないと思っているフシもあるだろう。「17年前の悪夢」の再来は本当にないのか。国民感情の裏を読む。
消費税増税で「17年前の悪夢」は再来しないか?足もとで感じる“意外に冷静な国民感情”の裏を読む
第320回
教育分野の黒船に乗り遅れた大学は生き残れない?オンライン授業「MOOC」の革命的インパクトを思う
真壁昭夫
大学教授OBと世間話をしていたとき、「MOOC」(ムーク)という言葉が話題に上った。自宅のパソコンを使って、インターネット上に公開された世界中の授業を自由に受講できる取り組みだという。これは、大学と学生の在り方を変える教育革命の端緒になりそうだ。
教育分野の黒船に乗り遅れた大学は生き残れない?オンライン授業「MOOC」の革命的インパクトを思う
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