真壁昭夫

真壁昭夫

多摩大学特別招聘教授

1953年神奈川県生まれ。一橋大学商学部卒業後、第一勧業銀行(現みずほ銀行)入行。ロンドン大学経営学部大学院卒業後、メリル・リンチ社ニューヨーク本社出向。みずほ総研主席研究員、信州大学経済学部教授、法政大学大学院教授などを経て、2022年4月から現職。著書は「下流にならない生き方」「行動ファイナンスの実践」「はじめての金融工学」など多数。

第71回
支持率低下で改めて振り返るオバマ政権の意義と“苦悩の本質”
真壁昭夫
圧倒的な期待を背負って登場した米オバマ政権だが、最近では支持率が急落し始めた。その理由は、金融危機退治に手間取っていることに加え、「米国経済が抱える構造問題解決」へのメドが立っていないことだ。
支持率低下で改めて振り返るオバマ政権の意義と“苦悩の本質”
第70回
「AIG巨額ボーナス問題」が物語る金融危機解決への険しすぎる道のり
真壁昭夫
税金を原資とする公的資金で命脈を保っているAIGが、社員に巨額のボーナスを支給したことが、米国民の怒りを買っている。その背景に横たわる矛盾は根が深く、今後金融危機対策の大きな障害になる可能性が高い。
「AIG巨額ボーナス問題」が物語る金融危機解決への険しすぎる道のり
第69回
モノ作り経済への回帰が叫ばれる中、「技術のソニー」は本当に復活できるか?
真壁昭夫
かつて世界をリードした“技術のソニー”が、いよいよ岐路に立たされている。従来型のマネー経済が崩壊して“モノ作り”への回帰が叫ばれるなか、その象徴とも言うべきソニーは、日本経済の牽引役に復帰できるのか?
モノ作り経済への回帰が叫ばれる中、「技術のソニー」は本当に復活できるか?
第68回
相次ぐ「不況下のトップ交代」で、機能的なリーダーは誕生するか?
真壁昭夫
トヨタ自動車、ホンダ、ソニーなどの大手を中心に、企業の「トップ交代」が相次いでいる。だが、リーダーを代えるだけでは意味がない。「機能重視」の人選を行なわない限り、大不況を乗り切ることはできないのだ。
相次ぐ「不況下のトップ交代」で、機能的なリーダーは誕生するか?
第67回
パニック相場から“衰弱相場”へ株式市場低迷の出口はどこか?
真壁昭夫
世界の株式市場は、悪材料で相場が乱高下するパニック相場から、ジリジリと底なしの下落が続く“衰弱相場”へと移っている。機関投資家が一斉に鳴りを潜める相場には、いったいいつ“回復期”が訪れるのだろうか?
パニック相場から“衰弱相場”へ株式市場低迷の出口はどこか?
第66回
もはや破綻処理は“既定路線”か?世界の命運握る米国自動車救済策
真壁昭夫
まさに“綱渡り”の様相を呈して来たGMやクライスラーの救済交渉。ここに来て、市場では急速に悲観論が広まり始めている。もしも米国の自動車産業が崩壊すれば、発生するのは直接的な悪影響ばかりではない。
もはや破綻処理は“既定路線”か?世界の命運握る米国自動車救済策
第65回
さらば“20世紀型経済モデル”構造変化の端境期で次世代を読め!
真壁昭夫
現在の経済状況を「大不況」としか考えないのは、大きな誤りだ。実は、20世紀型経済モデルが崩壊して、21世紀型経済モデルが到来する“端境期”なのである。新たな構造変化を読めない経営者は、生き残れないだろう。
さらば“20世紀型経済モデル”構造変化の端境期で次世代を読め!
第64回
事態の深刻さを理解できない米国民がオバマ改革の成功を阻む
真壁昭夫
金融改革法案の準備を進めるオバマ米国新大統領だが、実現には苦労を伴いそうだ。その行く手には、ブッシュの「パッチワーク政策の残骸」や「バブルの酔いから醒めない金融経営者」などの問題が立ちはだかっている。
事態の深刻さを理解できない米国民がオバマ改革の成功を阻む
第63回
通期決算で赤字企業の続出必至「日本経済3月危機」を乗り切れ!
真壁昭夫
企業の決算が集中する3月から決算発表が行なわれる4~5月にかけて、市場では「日本経済危機説」が盛り上がる可能性が高い。負のマインドが景気を冷え込ませる“スパイラル”に飲み込まれないために、何をすべきか?
通期決算で赤字企業の続出必至「日本経済3月危機」を乗り切れ!
第62回
「現代版ニューディール政策」への大き過ぎる期待は、現実的か?
真壁昭夫
米国と世界の命運を担って登場したオバマ新大統領の“現代版ニューディール政策”には、当初から大きな期待がかかっている。だが、理想と現実のあいだには少なからずギャップがあることも、事実なのである。
「現代版ニューディール政策」への大き過ぎる期待は、現実的か?
第61回
世の中が期待し始めた「年後半に景気底入れ」説は本当か?
真壁昭夫
最近、「景気は今年後半に底入れし、その後ゆるやかな回復基調に転じる」という説を唱える専門家が増えている。だが、それは本当だろうか? 世界情勢を分析すると、依然楽観視できない不安要素が多いのが現状だ。
世の中が期待し始めた「年後半に景気底入れ」説は本当か?
第60回
投資が落ち込むなか、為替投資だけが急増する“二極化”への警鐘
真壁昭夫
金融危機不安が続き、株式などの金融市場全般で投資慎重派が急増する一方、為替市場には積極的に個人のカネが流入し、「二極化現象」が起きている。だが、為替投資はリスクが比類なく高いことを、忘れてはならない。
投資が落ち込むなか、為替投資だけが急増する“二極化”への警鐘
第59回
2009年世界経済が「100年に一度の危機」を乗り越えるために
真壁昭夫
2009年を迎えた世界経済は、予断を許さない状況が続くだろう。特に米国金融機関が抱える「不良資産」が表面化すれば、破綻が続出する可能性もある。「現代版ニューディール政策」を迅速に行なえるかがカギになる。
2009年世界経済が「100年に一度の危機」を乗り越えるために
第58回
“未体験ゾーン”の景気悪化で始まった「大リストラ時代」の行方
真壁昭夫
まるで伝染病のようなスピードで、世界の景気が“未体験ゾーン”の悪化水域に入りつつある。ついに始まった「大リストラ時代」はいったいいつ収束するのか? その先を見据えて日本企業が今からやるべきことは多い。
“未体験ゾーン”の景気悪化で始まった「大リストラ時代」の行方
第57回
不況で急増中の「サドンデス倒産」を回避する特効薬は?
真壁昭夫
最近、「サドンデス倒産が増えている」という声をよく聞く。「サドンデス倒産」とは、健全に業務を行なっていると見られる企業が、あたかも「突然死」のように、ある日突然破綻してしまうことだ。全く予想していなかった事態が降って湧いたように起きるため、当該企業の取り引き先や債権者は戸惑い、どうしてよいかわからない状態に陥る。突然の倒産で影響を受けるのは、経営者や取り引き先ばかりではない。従業員にとっても正に“寝耳に水”であり、新しい就職先を探さなければならない状況に追い込まれる。では、そもそも企業が破綻に追い込まれ、業務を行うことができなくなる状況とは、いったいどういうことなのだろうか。
不況で急増中の「サドンデス倒産」を回避する特効薬は?
第56回
苦境の米国経済にダメ押しか?「デフレスパイラル襲来」の恐怖
真壁昭夫
不況に喘ぎ、消費が見る見る落ち込み始めた米国は、このまま行けば「デフレスパイラル」に陥る懸念がある。バブル崩壊後の日本を苦しめた「忌まわしきデフレ」が、今度は世界規模で到来するかもしれないのだ。
苦境の米国経済にダメ押しか?「デフレスパイラル襲来」の恐怖
第55回
企業業績の本格悪化後に訪れる「ニッポン大再編時代」
真壁昭夫
“100年に一度の金融危機”とそれに続く景気後退は、今年夏場まで、わが国にとって“対岸の火事”と思っていた人が多かっただろう。ところが、9月15日のリーマン・ブラザーズ破綻をきっかけに、世界的な金融市場の混乱が加速し、実体経済の後退も一段と鮮明化した。そんな状況下、最近、わが国企業の収益状況が急速に悪化している。特に、米国を中心とする世界経済の後退によって、大手輸出企業の収益状況の悪化が顕著だ。その典型例が、2009年3月期の利益を1兆6000億円から6000億円へと大幅下方修正したトヨタ自動車である。
企業業績の本格悪化後に訪れる「ニッポン大再編時代」
第54回
“ヘッジファンド時代終焉”で投資は正攻法へと回帰するのか?
真壁昭夫
今年に入って、ヘッジファンドの収益状況が極端に落ち込んでいる。あるリサーチによると、今年1月から10月までのパフォーマンスは、マイナス15%程度と、惨憺たる状況だという。これまで高い収益をセールスポイントに成長を続けてきたヘッジファンドだが、ここへ来て高いリスクを採ったことが完全に裏目に出ている。サブプライム問題をきっかけにした“100年に1度の金融危機”のさなかで、多くのファンドが破綻の危機に直面したり、投資家からの解約要請によって身動きが取れない状態に陥っているのだ。金融市場を席巻したヘッジファンドは、まさに「総崩れ」の状況に追い込まれている。
“ヘッジファンド時代終焉”で投資は正攻法へと回帰するのか?
第53回
GM救済実現でも拭い切れない“自動車業界Xデー”の可能性
真壁昭夫
足許で、自動車産業に関する経済ニュースが増えている。米国の「BIG3」の経営状況悪化懸念や、トヨタ自動車の2009年3月期業績見通しの大幅下方修正など、有力自動車会社が実体経済や株式市場に大きな影響を与えるようなニュースが、毎日のように流れている。このような背景にある要因は、言うまでもなく米国金融危機に端を発する世界的な傾向後退により、「自動車」に対する需要が落ち込んでいることだ。
GM救済実現でも拭い切れない“自動車業界Xデー”の可能性
第52回
にわかに暗雲が立ち込め始めた「日本版金融危機」の現実度
真壁昭夫
世界的な金融危機が続くなか、これまで「痛手は軽微」と楽観論が主流だった日本の金融機関。だが足許を見れば、そんなことを言っていられる状況ではない。「日本版金融危機」再来の不安から目をそらしてはならない。
にわかに暗雲が立ち込め始めた「日本版金融危機」の現実度
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