早川幸子
第7回
震災から1ヵ月半が経過し自粛ムードが弱まる中、今年のゴールデンウィークも40万人を超す日本人が海外に旅行すると予想される。思いがけず体調を崩したり、ケガをしたりすることもあるだろう。日本とは勝手の違う外国で医療機関を受診した場合、医療費の負担はどうなるのだろうか。

第158回
今回の震災では、大津波から逃れるために、着のみ着のまま逃げ出した人も多い。当然、健康保険証などを持ち出す暇もなかったはずだ。だが、こうした災害時には医療機関の受診にも特別措置がとられ、健康保険証や手持ちのお金がなくても医療は受けられるので、体調の悪い人はお金のことは気にせずに医療機関を受診してほしい。

第6回
民主党政権誕生から1年半が経過。もはやマニフェストの破綻は明らかで、医療分野でも医療費と医師数の大幅増加は実現されそうもない。その一方で医療に市場原理を導入しようとする動きもある。はたして民主党政権の医療政策によって、国民は安心して医療を受けられるようになるのだろうか。

第5回
健康保険とひとくちにいっても、職業や勤務先によって保障内容は大きく異なる。今回は、知らないと損する会社員の健康保険の特別な保障について、詳しく見ていこう。

第4回
入院時の差額ベッド料をめぐるトラブルは多い。中には、一度支払ったものを返還請求するまでに発展するものもある。まずは、次の3つの中で、患者が差額ベッド料を取り戻せるのは、どのケースか考えてみてほしい。

第3回
先進というイメージが独り歩きし、先進医療は「優れた治療法」「受ければ必ず治る」といった誤解が広がっている。しかし先進医療は夢の治療などではない。あくまで健康保険に適用するかどうか評価段階の治療だということを理解し、納得した上で利用するかどうかを決める必要がある。

第2回
前回は、「公的医療保険が当てにならない」という一般認識の誤りを指摘したが、もちろん公的医療保険も完璧ではない。なかでも難病を抱え長期療養中の患者は制度の谷間で苦しんでいる。今回は、この問題を検証する。

第1回
「健康保険はあてにならない」というあなた。せっかく健康保険料を納めているのですから、その実力を知り、メリットを最大限に享受しましょう。今回は医療費負担をぐんと軽くする高額療養費制度を取り上げます。
