2011.3.9 「通貨戦争」を経て、2011年の為替市場が語ること結局、為替は米国の通貨政策でしか決まらない?――高田創・みずほ証券グローバル・リサーチ本部金融市場調査部長/チーフストラテジスト 2010年は、株式、金利、債券ともに「通貨戦争」の影響を大きく受けた。足もとで続く円の独歩高の先行きを、どう見たらいいだろうか? 過去を振り返ると、結局為替は米国の通貨政策でしか決まらないという現状も見えてくる。
2011.3.2 アラブショックと国内政局の不透明感は、本当に市場の重石となるか?――島本幸治・BNPパリバ証券東京支店 投資調査本部長/チーフストラテジスト 中東情勢や国内政治の混迷など、足もとでは不透明感が募っている。日本経済に与える影響が大きいと言われるこれらの不要素は、実際のところ、金融市場にどのような影響を与える可能性があるだろうか?
2011.2.23 実は先進国らしからぬ日本~生産と物価に見る新興国との類似性――森田京平・バークレイズ・キャピタル証券 ディレクター/チーフエコノミスト 日本って意外に新興国? 2011年の景気を展望するキーワードは、これかもしれない。実は、鉱工業生産のボラティリティとCPIに占める食料ウェイトの高さという二点において、日本の状況は新興国と類似しているのだ。
2011.2.9 バランスシート調整一巡後の日本が立たされる岐路。「持病」は続くがマインド改善、日本株の見直しも――高田創・みずほ証券グローバル・リサーチ本部金融市場調査部長/チーフストラテジスト 2011年の日本市場はどう動くか、足もとの状況を見ながら、展望を述べよう。バランスシート調整が一巡した後、日本ではマインドの改善によって、日本株見直しの気運が盛り上がるだろう。しかし、やはり「持病」は続きそうだ。
2011.1.26 着実に回復の歩みを進める2011年の日本経済景気エンジンの「表の主役」と「隠れた主役」――森田京平・バークレイズ・キャピタル証券 ディレクター/チーフエコノミスト 2010年11月以降、景気の局面が変わった可能性がある。鉱工業生産指数などに、その萌芽が見られる。今回の景気エンジンを分析すると、「表の主役」は輸出、「隠れた主役」は在庫サイクルだと言えるだろう。
2011.1.19 医療・介護・福祉の低生産性問題サービス業に雇用を集める「成長戦略」に潜む罠――熊野英生・第一生命経済研究所 経済調査部主席エコノミスト 高齢化する日本経済にとって、経済成長戦略は重要な政策だ。しかし、将来性が高いと言われる医療・介護・福祉などのサービス分野へ雇用を集めるだけでは、逆効果になる可能性もある。重要なのは、「生産性」を考えることだ。
2011.1.12 2011年は景気回復と政策リスクの年に!鬼門は難解なイベントが集中する4-6月期――島本幸治・BNPパリバ証券東京支店 投資調査本部長/チーフストラテジスト 2011年は景気回復の年である一方、内外の経済政策が撹乱要因となりそうだ。特に4-6月期は日米欧の先進国で、一斉に政策や政局が波乱含みの時間帯となる。金融市場の先行きをどう見ればよいだろうか?
2010.12.22 女性の労働参加率向上は未婚化と性別格差のせい?労働市場と少子化を結びつける「M字」のマジック――森田京平・バークレイズ・キャピタル証券 ディレクター/チーフエコノミスト 日本の女性の労働参加率を年齢別に見ると、その形は「M字」となる。ここにきて、そのM字の落ち込みが浅くなりつつある。しかし、喜んでばかりもいられない。背景には、女性の未婚化や夫の失業増加という、少子化に関わる問題もあるからだ。
2010.12.15 バランスシートの謎! 膨らんだ企業の自己資本は株式投資に回っていた――熊野英生・第一生命経済研究所 経済調査部 主席エコノミスト 日本企業の資本増強は堅調に進んでいるが、その内訳を見ると、有形固定資産が増えておらず、専ら長期の株式投資が増えている。その背景には、国内投資を抑制して、海外の設備投資を優先しようとする心理が見える。
2010.12.8 年の瀬に訪れた「意外な景気回復」と今後のリスク要因――島本幸治・BNPパリバ証券東京支店 投資調査本部長/チーフストラテジスト 不安に覆われた日本経済に、意外な景気回復のトレンドが見え始めている。いったいなぜ、年の瀬を迎えて日経平均株価が1万円台を回復し、長期金利が1%台に上昇し、ドル相場が安定し始めたのか。その背景を探る。
2010.12.1 雇用改善のキーワードは“トリクルダウン”菅内閣は「一に産業、二に外需、三に雇用」を目指せ――森田京平・バークレイズ・キャピタル証券 ディレクター/チーフエコノミスト 菅首相は、代表選中に「一に雇用、二に雇用、三に雇用」をアピールした。だが、雇用はそれ自体で需要を生み出すことはできず、産業競争力の強化こそが必要となる。キーワードは、「トリクルダウン」(trickle down)だ。
2010.11.24 円高で日本株は本当に出遅れていたのか? 「ドル建て」の日経平均はダウと一致して上昇していた――熊野英生・第一生命経済研究所 経済調査部 主席エコノミスト 11月18日に1万円台を回復した日経平均株価。わずか3週間で約10%もの急上昇に、驚いた市場関係者も多いだろう。今回は、最近の日経平均株価の変化の背景にある、「興味深い事実を」ご紹介しよう。