2014.1.20
2014年も続く異次元緩和策 「痛み止め効果」後に潜む問題
財政刺激策と国債大量購入による超金融緩和策、および海外経済の回復によって、2013年の日本経済は明るいムードに転換した。しかし、問題はこの先である。米投資家のジム・ロジャーズはのに的確な指摘とは。
東短リサーチ代表取締役社長
東短リサーチ取締役チーフエコノミスト。1988年4月東京短資(株)入社。金融先物、CD、CP、コールなど短期市場のブローカーとエコノミストを 2001年まで兼務。2002年2月より現職。 2002年に米国ニューヨークの大和総研アメリカ、ライトソンICAP(Fedウォッチ・シンクタンク)にて客員研究員。マネーマーケットの現場の視点から各国の金融政策を分析している。2007~2008年度、東京理科大学経営学部非常勤講師。2009年度中央大学商学部兼任講師。著書に「日銀は死んだのか?」(日本経済新聞社、2001年)、「新東京マネーマーケット」(有斐閣、共著、2002年)、「メジャーリーグとだだちゃ豆で読み解く金融市場」(ダイヤモンド社、2004年)、「バーナンキのFRB」(ダイヤモンド社、共著、2006年)。
2014.1.20
財政刺激策と国債大量購入による超金融緩和策、および海外経済の回復によって、2013年の日本経済は明るいムードに転換した。しかし、問題はこの先である。米投資家のジム・ロジャーズはのに的確な指摘とは。
2014.1.15
2013年12月23日にFRBは創立100周年を迎えた。ウォール街では、記念特別展が開催されている。100周年の直前、12月18日にFRBはQE3の縮小開始を決定した。これにより、世界の金融市場に出回っていた流動性がタイトになるという見方がある。
2014.1.6
オバマ米大統領の自宅は、シカゴ中心部から南へ車で20~30分行ったシカゴ大学の近くにある。上院議員だった2005年に170万ドルで購入した家だ。大統領2期目が終わったら、オバマ家はこの家に戻るつもりだ。ここから徒歩圏内にゆかりの店が多々あると…
2013.12.27
米国の投資家の間では「日銀は年明け早々に追加緩和策を導入する」と信じている人が多い。彼らは「第二の矢は消費税増税によって折れた。第三の矢は出てこない。よって、第一の矢が再び放たれるはずだ」と考えている。しかしながら、現在の日銀内に…
2013.12.17
感謝祭は日本のかつての元日に似ている。大半の店舗は休みとなり、家族が家に集まって静かに食事をする日だった。しかしセールが早くから始まると、木曜夜にターキーを食べている場合ではなく、それが水曜日になる家庭が増える。
2013.12.9
第18期三中全会(中央委員会第三回全体会議)の翌週に北京を訪れたところ、政府関係者、政治ウオッチャー、金融市場関係者の間に高揚感が漂っていた。
2013.12.3
韓国のラッパーPSY(サイ)の「江南スタイル」は昨年(日本を除く)世界で驚異的なヒットとなった。江南地区は富裕層が多く住むエリアであり、フェラーリやポルシェは別に珍しくはない。昼は生真面目なOLが、夜は江南のバーやクラブに通って富…
2013.11.25
「いや、日本に似ているとは思っていない」。ECB理事会が利下げを決定した11月7日に、ドラギ総裁は記者会見でそう述べた。ユーロ圏の10月のインフレ率は前年比0.7%と9月の同1.1%から一段と低下した。
2013.11.19
久しぶりにソウルに行った。足元の経済は回復を示しているが、社会の各所に表れてきた“歪み”を懸念する声も多々聞かれた。特に、チョンセと呼ばれる住居の代表的な賃貸方式が中流家庭の悩みの種になっている。
2013.11.11
2012年のロンドンオリンピックのメイン会場周辺を回るウオーキングツアーに先日参加してみた。大会関係者のガイドが2時間にわたりさまざまな解説をしてくれた。
2013.11.5
超金融緩和策が招くバブルが欧米で警戒されている。独中央銀行のブンデスバンクは10月月報で。「住宅価格は力強く上昇しており、過大評価の可能性を排除できない」と警告した。表向きは、マクロ経済の脅威にはいまだなっていないと述べているものの…
2013.10.28
本来、FOMCでは議長の考えが政策決定に色濃く反映される。それ故、米株式市場はジャネット・イエレンが指名されたことを好感した。しかし、情勢は実はそう単純ではない。イエレンは、タカ派が強烈な主張を行っている今のFOMCでリーダーシップを発揮…
2013.10.22
デフレ脱却のためには賃上げが必要だ、という認識を安倍晋三首相が明確に持っていることは方向性としては非常に正しいと思われる。日本銀行がマネタリーベースを増やすだけでは持続的なインフレの実現は困難だからだ。
2013.10.17
『70年代アナログ家電カタログ』(松崎順一著、青幻舎)を書店でたまたま手にしたところ、これが面白かった。1960~80年代の日本製家電のカタログを集めた本である。当時、オーディオ、ラジカセ、BCL、アマチュア無線等に熱中した人ならば、「あ…
2013.10.8
文化人類学者のD・R・ホルムズ教授(ニューヨーク州立大学)はこの10年以上、世界の中央銀行に強い関心を示してきた。近年の金融政策は文化人類学的観点からもかなり興味深いものらしい。多くの中央銀行が市場の期待を制御することで経済を運営し…
2013.10.4
日銀は、2015年にインフレ率が2%に達するまで市場からの国債購入をを続けると日銀は宣言したが、「瞬間風速」ではなく2%が持続される状況にはなかなかなりにくそうである。日銀がFRBのように資産購入策縮小の議論を開始できるようになるのはい…
2013.9.18
シンガポールの金融街に両替商が多数入居する「アーケード」というビルがある。人気の店には昼休み時にビジネスパーソンが長い列をつくる。100米ドル札なら、売りと買いの開きがわずか3%という驚きの店もあった。シンガポールにいる友人の話では、…
2013.9.11
米国では過去数十年、政権が民主党と共和党の間で移動しても、政府の方針が大きく変わらなかった産業が二つある。軍事と金融だ。両産業とも、どちらが政権を取っても不利益を被らないよう莫大な献金で両党をがっちりと抱え込んできた。オバマ大統領…
2013.9.4
東京の駅の売店で売られている夕刊の見出しを見ていると、中国経済はこの1年の間にすでに数十回破綻したかのような印象を受ける。だが実際はバブルは破裂していない。むしろ膨張を続けていることが心配される。
2013.8.28
“トラブル通貨プロジェクト”。S.H.Hankeジョンズ・ホプキンス大学教授は、混乱状態にある通貨のインフレ率を推計している。歴史上初のハイパーインフレは、1795年フランス革命時に起きた。物々交換や、紙幣の価値が商品に厳格に裏づけられてい…
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