秋山謙一郎
第2回
収入が激減し、資金繰りに困るあまりに顧客のカネに手を付ける――最近、年配の弁護士を中心に、カネがらみの悪事で懲戒処分を受ける例が目立っている。

第1回
10月に業務停止処分が下ったアディーレ法律事務所。元代表の石丸幸人弁護士は、弁護士業界では一、二を争う“嫌われ者”。「言ってはいけないことを言い、やってはいけないことをやった」とささやかれるが、一体何があったのだろうか?

東京・山谷、大阪・西成と並んで「日本三大ドヤ街」とも言われる横浜・寿地区。オシャレな港町のほど近くにあるそこでは、白昼堂々と違法賭博場が営業しており、ヤクザと思しき男性たちが闊歩している有様で、緊張を強いられる取材だった。

東京・山谷、大阪・西成と並んで「日本三大ドヤ街」とも言われる横浜・寿地区。オシャレな港町のほど近くにあるそこでは、白昼堂々と違法賭博場が営業しており、ヤクザと思しき男性たちが闊歩している有様で、緊張を強いられる取材だった。

今年も開催された山口組によるハロウィンのお菓子配り。子どもと組員がハイタッチをして写真に収まる…和やかに見える光景だが、周囲に目をやれば私服警官とマスメディアだらけ。なんとも異様な雰囲気は、戦後の一時期、山口組とともに発展してきた神戸という街の特性をよく表している。

今年も開催された山口組によるハロウィンのお菓子配り。子どもと組員がハイタッチをして写真に収まる…和やかに見える光景だが、周囲に目をやれば私服警官とマスメディアだらけ。なんとも異様な雰囲気は、戦後の一時期、山口組とともに発展してきた神戸という街の特性をよく表している。

ビジネスホテルはもちろん、一般のカプセルホテルや日雇い労働者が泊まる「ドヤ」よりも安い。東京・鴬谷にある「1泊1980円ホテル」は労働者や就活生、長期出張者などが注目する人気ホテルである。その安さの秘密と実際の使い勝手を覗いてみた。

大阪・西成「あいりん地区」に通い、ホームレスたちの苦しみを見つめてきた記者が、“あそこはドヤの田園調布やで”との言葉に興味を持って訪れた東京・山谷地区。確かに、ここのホームレスたちは、なかなかに快適で優雅な暮らしを送っていた。

近年、難関大学に通う女子学生たちが風俗嬢をバイトに選ぶケースが増えているという。奨学金を借りるのはむしろ、Fラン大学の学生たち。かつては、稼ぐ手段を持たない女性たちがなる職業だった風俗嬢を選ぶ、エリート女子大生たちの胸の内を取材した。

のっぴきならない「事情」を抱えて路上生活に転落した人も多い、大阪・西成「あいりん地区」。彼らの日々の生活はもちろん、「死」を取り巻く環境もまた、なかなかシビアだ。行政関係者や葬祭業者、そして路上生活者たちに聞いた、「あいりん地区の死」の現状をレポートする。

のっぴきならない「事情」を抱えて路上生活に転落した人も多い、大阪・西成「あいりん地区」。彼らの日々の生活はもちろん、「死」を取り巻く環境もまた、なかなかシビアだ。行政関係者や葬祭業者、そして路上生活者たちに聞いた、「あいりん地区の死」の現状をレポートする。

ホームレスが大勢いる「日雇い労働者の街」というイメージが前面に出ている大阪市西成区、通称「あいりん地区」。実は、格安のB級グルメの聖地としての、もう1つの顔を持つ。今回、西成で特に人気の有名店を中心に、西成グルメの現状をレポートする。

ダントツの知名度と人気を誇る飛田新地のほかにも、関西には新地が幾つかある。今回はそのうちの1つ、「かんなみ新地」を訪ねた。飛田が東京でいうと銀座だとすれば、かんなみは横浜――。飛田とはまたひと味違う、独特の風情を持つ花街だ。

一見、身なりの良いサラリーマン。しかしカッチリしたスーツの下には女性用ブラジャーとショーツを身にまとう――そんな「ブラ男」が秘かに増殖を続けている。女装趣味ではないのに、なぜ彼らはブラジャーにハマるのか?その実態に迫った。

路上生活者たちが大勢集う大阪市西成区の「あいりん地区」。年末年始、真冬の寒空の下でも、多くのホームレスたちが暮らしている。彼らの暮らしぶりは、どのようなものなのだろうか?

日本で一番、生活保護受給者比率の高い町、大阪市西成区のあいりん地区から目と鼻の先には、昔ながらの遊郭の面影を残す飛田新地がある。街並みの写真撮影すらNG、徹底したルール運営がなされる飛田新地とは、どんな場所なのだろうか?(取材・写真/フリージャーナリスト・秋山謙一郎)

日本で一番、生活保護受給者比率の高い町、大阪市西成区のあいりん地区から目と鼻の先には、昔ながらの遊郭の面影を残す飛田新地がある。街並みの写真撮影すらNG、徹底したルール運営がなされる飛田新地とは、どんな場所なのだろうか?

全国で群を抜く生活保護受給者を抱える大阪市西成区。月初の「支給日の朝」に区役所を訪れ、我先に現金を手にしようと役所になだれ込む受給者と、周辺でたむろするヤミ金や貧困ビジネス事業者たち、そして山積する問題を前になすすべを持たない行政関係者などに話を聞いてみた。(文・撮影/フリージャーナリスト・秋山謙一郎)

山口組と神戸山口組という2つの組織に分裂し、昨年は恒例の「子どもたちへのハロウィンのお菓子配り」が中止となった山口組。ところが今年は、子どもたちとの約束通り、菓子配りが復活した。市民からは山口組を慕う声も今なお根強い神戸市。「ヤクザと共生する街」の現実を取材した。

パソコンにこっそり保存していた、愛人との不倫写真日記を削除しないまま、認知症に罹患した男性、SNSから住所を割り出し、気に入った女性職員をストーキングする男性など、ハイテク時代の老人たちは、一昔前からは考えられないような“事件”を引き起こす。対応に苦慮する家族たちを取材した。
