アーヤ藍
まもなく梅雨もあけ、夏本番。気温が上がると、食品の足もはやくなります。「あ~これもうだめだわ」ポイっ。「うーん、これも危ないからやめておこうかな」ポイっ。そうやって食品とサヨナラする機会も増えるかもしれません。世界では毎年、生産される食料の3分の1にあたる、約13億トンの食料が捨てられていると言います。これは、東京都民1300万人が1年間で食べている量と同等です。

「徳って何?徳を積めば成功できるの?どうやったら徳を積めるの?」そんな、栗下さん自身が感じてきたモヤモヤの思考の旅路を、一緒にたどれるのが本書だ。誰もが「人徳者」として納得しそうな著名人たちのエピソードと、近代の様々な研究結果などを交えながら、「徳」についてあれやこれやと考えていく一冊だ。

本書『ストーカーとの七〇〇日戦争』の著者は2014年に小豆島に移住し、インターネットを通じて知りあったAと8ヵ月ほど交際。だが、様々な違和感から別れを宣告したところ、電話とメッセージが止まらなくなった。脅迫じみた内容も届くようになり、警察署に相談に行くことに。そこから警察官、刑事、検事、弁護士などを介しながら、逮捕、示談、裁判…とAとの“戦争”の日々が繰り広げられる。

「歩くたびにおっぱいが大きくなるマシーン」「インスタ映え台無しマシーン」「全ての者が裸に見えてしまうメガネ」「土下座しても悔しくならない無駄装置」「一人でもコックリさんが出来る装置」など、200以上の「無駄なもの」をつくり、YouTubeで6万人以上、Twitterで5万人近いフォロワーを誇る、発明家の藤原麻里菜さん。

第60回
雑誌はその時代のトレンド、社会の流れを掴むもの。だから1冊の雑誌をたどれば、時代ごとの社会の変遷を読み取ることができる。そんな普段とは異なる「雑誌の楽しみ方」を見せてくれるのが本書『ananの嘘』。創刊から45年を迎えた雑誌『anan』の2000号に及ぶ誌面を、『負け犬の遠吠え』の著者・酒井順子氏が分析した一冊である。

第27回
アメリカ北西部にモンタナ州がある。第2の都市、ミズーラにある大学で2010年~12年にアメフト選手によるレイプ事件が起きた。事件の真相と司法制度が抱える矛盾から斬り込むことで、アメリカでなぜレイプ事件が多発するのか、その謎が見えてくる。
