岩本有平
「働くことをより良く」出産後にVCファンドを設立した女性キャピタリストの挑戦
ファンド設立には厳しい環境ではあるが、ここにまた、新たな独立系VCが誕生した。その名は「Yazawa Ventures(ヤザワベンチャーズ)」。同社は1号ファンド(Yazawa Ventures 1号投資事業有限責任組合、以下YV1号ファンド)を組成したばかりだ。

スタートアップと進める行政改革、福岡市長が語る共創の“新たなかたち”
スタートアップの創業支援などを行う指針を示した「スタートアップ都市ふくおか宣言」から8年。強力な支援で知られる福岡市は、資金や実証実験といった面での支援だけに留まらない、スタートアップとの共創の新たなかたちを模索している。福岡市とスタートアップによる共創の“今”について、高島宗一郎・福岡市長に話を聞いた。

「壊滅的な組織崩壊」も経験、“デザインの力”で成長続けるグッドパッチ・土屋氏の流儀
10月に上場後初となる通期決算を発表したグッドパッチ。同社も他のスタートアップ同様、上場するまで数多くのハードシングスを乗り越えてきた。中でも大きかったのは、「壊滅的な組織崩壊」だと代表取締役の土屋尚史氏は語る。スタートアップにおいて難しいフェーズと言われる「50〜100人の壁」で起こったその“事件”と、それを超えて上場を目指した理由を聞いた。

800億円のファンドを組成する日本最古のVC──“黒子”に徹してきた「ジャフコ」が考える、投資家の矜恃
VCとして圧倒的な歴史と実績を誇るジャフコだが同社を取り巻く環境も変化してきた。国内のベンチャー市場の成熟化に伴い、年々VCの数も増加。今では「VCが起業家を選ぶ」のではなく、「起業家がVC選ぶ」時代になってきている。そうした中、ジャフコグループは新たな動きに出た。

口座残高10万円でも「絶対いける」と信じた──上場グルメサービスRetty、10年の軌跡
2010年11月の創業から約10年。グルメサービス「Retty」を展開するRettyが10月30日に東京証券取引所マザーズ市場に上場した。今でこそ4000万人以上の月間利用者と1万店舗近くのお店会員(有料店舗)を抱える規模にまで成長したが、ローンチ時点で大手グルメサービスも複数存在し、周囲や投資家からは懐疑的な声も多かったという。そんなRettyがどのように誕生し、今日に至ったのか。代表取締役を務める武田和也氏にこれまでの軌跡を聞いた。

「経営者ボトルネック問題」「未知なる不安」とどう向き合うか──エウレカ共同創業者 赤坂優氏・西川順氏
資金調達にサービスの立ち上げ、上場や事業売却と、ポジティブな側面が取り上げられがちなスタートアップだが、その実態は、失敗や苦悩の連続だ。この連載では、起業家の生々しい「失敗」、そしてそれを乗り越えた「実体験」を動画とテキストのインタビューで学んでいく。第7回はエウレカ共同創業者で、franky代表取締役CEOの赤坂優氏、franky取締役COOの西川順氏に話を聞いた。

目先の売上は追わない──コロナ禍での方針転換、delyが仕掛ける「10年後への大勝負」
2016年にレシピ動画サービスをスタートさせてから利用者数、ダウンロード数を順調に伸ばし続け、国内で最も利用されるサービスへと成長を遂げたクラシル。なぜ、このタイミングで経営方針の転換に至ったのか。決断の裏側にある考えを堀江氏に聞いた。

コロナ禍でアクティブユーザー倍増、代表が語る「SmartNews」の米国戦略
新型コロナウイルス、ブラック・ライヴズ・マター、大統領選挙。米国民は今年、これらの事象に関する情報を積極的に追っている。そこで利用が急増しているのが、日本発のニュースアプリ「SmartNews」だ。ユーザーに評価されている理由はどこにあるのか、代表取締役会長兼社長の鈴木健氏に話を聞いた。

“元食品工場長”起業家が挑む現場教育動画サービス、3億円調達で本始動
新型コロナウイルスによる感染拡大で、従来の勤務スタイルを変えざるを得なくなった職種は多い。なかでも、最も頭を抱えているのが、製造や物流、小売、飲食業などで働くいわゆる“現場”で働く人々だ。人手不足や外国人労働者の増加でノウハウの共有が課題になっている。そんな課題の解決を目指すのが、現場向けクラウド型動画教育プラットフォーム「tebiki(テビキ)」だ。

「信頼関係」で転職・副業する時代へ──人事出身の起業家が創り出す「新たな働き方」
大企業も「副業人材」の公募を開始するなど、本格的に増加してきた“副業”。そんな時代の流れを受け、右肩上がりで登録者を増やしているサービスが「YOUTRUST(ユートラスト)」だ。同サービスは知人や友人の副業・転職意欲がリアルタイムで確認でき、副業・転職をしたい人と企業がつながれるキャリアSNS。創業者の岩崎由夏氏に起業、そしてサービス誕生の経緯を聞いた。

DIAMOND SIGNAL創刊ごあいさつ
みなさん、こんにちは。DIAMOND SIGNAL(ダイヤモンド・シグナル)です。ここであらためて、このメディアのことを紹介させて下さい。

スタートアップの成功を国民的なものに——インキュベイトが250億円「新ファンド」を組成した狙い
2010年5月に1号ファンドを設立以来、一貫して創業初期のスタートアップへの投資を実行してきたVC・インキュベイトファンド。SansanやGameWith、メドレーなどをはじめとしたイグジット実績を出す彼らが、総額250億円の新ファンドを組成した。これからの目標、そして10年のスタートアップコミュニティの変遷を聞いた。

「今はコロナ特需」既存産業と組んで実現するDXの本質・LayerX福島氏
コロナ禍を契機に、これまで以上に注目の集まるDX(デジタルトランスフォーメーション)。そのDX関連の開発を手がけるLayerXが30億円の資金調達を実施した。同社はニュースアプリ「グノシー」で有名なGunosyからMBOしたスタートアップだ。LayerX代表取締役でGunosy共同創業者である福島良典氏に、資金調達の意図、そしてニューノーマルな時代に求められる日本企業のDXについて聞いた。

和歌山発の“立ち乗り電動バイク”、共感集め5日で売り上げ5000万円超に
クラウドファンディングサービス「Makuake」で“応援販売”を開始した和歌山発電動バイクベンチャー・glafitの立ち乗り電動バイクが話題だ。プロジェクト開始から5日で、5000万円以上の売り上げを記録した。既存のモビリティとは一線を画す乗車体験やファンの共感を生んだ広報施策について、代表取締役社長の鳴海禎造氏に聞いた。

「12回の事業転換」世の中の課題見つけられずに SmartHR・宮田昇始社長
資金調達にサービスの立ち上げ、上場や事業売却と、ポジティブな側面が取り上げられがちなスタートアップだが、その実態は、失敗や苦悩の連続だ。この連載では、起業家の生々しい「失敗」、そしてそれを乗り越えた「実体験」を動画とテキストのインタビューで学んでいく。第6回はSmartHR代表取締役社長・CEOの宮田昇始氏の「失敗」について聞いた。

「オンラインデート」の新需要がコロナで露わに、公開1週間で累計1万組利用
アフターコロナで見られるのは、新たな恋愛スタイルかもしれない――。マッチングサービス大手の「Pairs」や「タップル誕生」で、ビデオチャットなどを通じてデートを楽しむ「オンラインデート」の人気が加速している。“直接会ってはいないけど、付き合う”はなぜ若者に受け入れられるのか。そこには、新型コロナウイルスが露わにした「新たな恋愛のスタイル」があった。

#2
グーグルの世界規模での成長の根幹を支えているのが、「OKR」と呼ばれる目標管理術だ。グーグルでChromeの開発にも関わった及川卓也氏へのインタビューを基に、ビジネスマンが明日から使えるOKRの「入門編」をお届けする。

サブスク時代のマーケティングは「囲い込み」が成功のカギ、30億円調達・Reproの挑戦
アプリやウェブサイトの分析・マーケティング向けサービスを提供するスタートアップ・Reproが合計約30億円という大型の資金調達を実施した。世界66カ国、7300以上のサービスに導入されるツールを提供するRepro・平田社長に、変化するマーケティングの環境や、資金の使途について聞いた。

IT・スタートアップの業界を取り巻く環境が大きく変化した2019年。2020年は一体どんな年になるのか。昨日に引き続き、ベンチャーキャピタリスト・エンジェル投資家に聞いたアンケートを公開する。

オリンピックイヤーでもある2020年。テクノロジーを軸にビジネスを生み出すスタートアップを取り巻く環境はどう変わるのか。総勢50人のベンチャーキャピタリスト、エンジェル投資家に実施したアンケートの結果を発表する。
