森上教育研究所
【中学受験への道】第162回
2023年4月から首都圏の中高一貫校で新たに就任した校長について、その経歴も踏まえながら見ていきたい。今回は、男女別学校を取り上げる。教頭や副校長からの内部昇格が多いものの、公立高校校長経験者なども見られる。中高OBOG新校長からのあふれる母校愛も感じ取ることができる。

第63回
全国屈指の難関進学校である東大寺学園で渉外部長としても幅広く活動してきた数学科教員が、定年退職後、さいたま市で個別指導塾を開いて痛感したこと、それは目に見えて衰弱している公立小中校の実態と、共働きが一般的になってきた家庭での教育力の低下だった。子どもの学力涵養のため、塾の役割も含めた学びの仕組みを考えてみよう。

【中学受験への道】第161回
大学入試改革の一環として、「高大接続」に焦点が当てられるようになってから8年ほどがたつ。この間、大学入学共通テストが実施され、私立大では非一般選抜試験の比率が高まるなど、大学入試は以前とは様変わりしている。高校側と大学側双方にメリットがない「高大接続」は進捗しない。募集停止が続く女子大、先を見据えた医科大、今後入試がヨコ並びになるだろう中堅大での取り組みを中心に見てみよう。

【中学受験への道】第160回
首都圏「中学入試」“受け放題”校・受験者数ランキング【2024年版】
平均的な出願数を考えると、20万円ほどの受験料が必要となる首都圏中学入試。多くの受験生を集め、少しでも優秀な生徒を確保したい私学の中には、1回分の受験料を支払えば、一般入試を何回でも受験できる“受け放題”プランを設けている学校も意外と多い。2023年入試の受験生数合計によるランキングも初めて算出した。

第62回
英パブリックスクール現地校の内実と日本の英語教育
小学校でも英語が必修化するなど、日本の学校での英語教育はここ数年内でも大きく変化している。日本にも英国の私立寄宿学校であるパブリックスクールが、次々と進出している。英語科のネイティブ教員としてキャリアを積み、マレーシアでは現地校設立にも関与したスティーブン・バードさんに、その実情を伺った。

【中学受験への道】第159回
首都圏「中学受験2023」を総括、入試最大の“話題校”とは?
2023年の首都圏中学入試が終わった。コロナ下で3回目の開催となったのにもかかわらず、2月1日午前の受験者数が前年比2.6%も増加するなど、20年ぶりといっていい空前のにぎわいを見せた。どのような状況だったのか、改めて振り返ってみよう。

第61回
規律ある自由を謳歌する「桐朋中・高」生徒の進む道
桐朋といえば、「規律ある自由」な校風で知られる。戦前は軍人の子弟を預かる学校だったこともあり、戦後、その存続も危ぶまれた。東京文理科大(現・筑波大)学長から転じた務台理作校長の下で、現在の学校文化の基礎が育まれ、現在につながっている。

【中学受験への道】第158回
東京・神奈川「難関・上位中高一貫校」入試の最新状況【2023年入試版】
中堅・中位校を中心に、男子受験生と女子受験生に分けて2月1日からの東京・神奈川の一般入試についてこれまで見てきた。今回は、入試直前の難関・上位校の出願状況を中心に2023年入試の特徴を考えてみたい。

第60回
男子進学校「桐朋」人気が復活、その理由とは
多摩地区の私立中高一貫校の中で、男子進学校として孤高を保っている桐朋。広大なグラウンドと設備の充実した校舎を持つ抜群の学習環境に、人気の部活動もそろう。理系男子にとっての居心地のよさが評価されてきたのか、2023年入試ではその人気が復活してきている。

【中学受験への道】第157回
東京・神奈川「中学受験」人気校の最新状況【2023年女子受験生編】
前回は男子受験生編をお届けしたが、今回は女子受験生編となる。2月1日から始まる東京・神奈川の一般入試について、12月実施の四模試の志望者数増減を元に中堅・中位校を中心に、人気の入試について見ていきたい。

【中学受験への道】第156回
東京・神奈川「中学受験」人気校の最新状況【2023年男子受験生編】
1月の埼玉・千葉入試がおおむね終了し、2月1日から始まる東京・神奈川の一般入試が近づいてきた。昨年に続き史上最大級の受験生が参加する首都圏について、中堅・中位校を中心に、12月実施の四模試の志望者数増減を元に見ていきたい。今回は男子受験生を取り上げる。

第59回
中高一貫校「東洋英和女学院」がお父さんを魅了するワケ
東洋英和女学院には音楽があふれている。校内には各教室など25台ものピアノとオルガンが置かれ、本格的なパイプオルガンがある中高一貫校というのも珍しい。お父さん方も混声合唱で、娘と一緒に舞台に上がる機会がある。部活動でも、ミュージカルを演じたりするなど、活発な生徒でいっぱいだ。

【中学受験への道】第155回
千葉「中学受験」の注目点、勢いは沈静化か?【2023年入試版】
1月10日の埼玉に続き、20日からは千葉の中学一般入試が始まる。2022年は新型コロナウイルスのオミクロン株が蔓延(まんえん)する第6波の最中だったが、23年は第8波の渦中での入試となる。好調の埼玉と比べて、千葉はどこまでコロナ禍以前の受験者状況に復調したのだろうか。

第58回
中高一貫校「東洋英和女学院」の人気が急上昇した理由
六本木にある唯一の中高一貫校「東洋英和女学院」は、メソジスト派のミッションスクールで、麻布中学校・高等学校の母体ともなる1884年創立の伝統校だ。2023年入試で人気が急上昇している理由について、中学部の石澤友康部長(校長)に伺った。

【中学受験への道】第154回
首都圏「中学受験」の行方を占う、埼玉の最新状況を解説【2023年入試版】
1月10日の埼玉から、2023年首都圏中学一般入試が始まる。落ち着きを見せてきたとはいうものの、3回目となる新型コロナ禍の中で開催される入試には、前年同様、史上最大級の受験生が向き合うことになりそうだ。緒戦である埼玉の出願状況について、最新状況を加味しながら、前年までの受験実績や模試での志望者数動向などと比較しながら見ていこう。

第57回
女子校の「教育力」を感じるために必要なこと
女子校の教育力を培う土壌について語られた前回に続いて、伝統中高一貫女子校校長対談の後半をお届けする。これからの女子教育にも思いをはせながら、学校選びのポイントについても触れられている。なお、当日の対談の模様はYouTube「森上教育研究所(親のスキル研究会)」でも公開されているので、ご関心のある方はそちらも併せてご覧いただきたい。

第56回
女子校の「教育力」の源泉はどこにあるのか
千代田区の番町にある二つの中高一貫女子伝統校の校長先生に、「女子校の教育力」と題して対談を行っていただいた。男子校や共学校との比較など、男性校長ならではの教育の場としての女子校という観点は、学校選びの際、大いに参考になるだろう。対談のハイライトシーンを一部加筆修正してお届けしたい。

【中学受験への道】第153回(簡易版)
全国高校「国公立大学医学部合格力」ランキング・ベスト10!3位ラ・サール、2位北嶺、1位は?【2023年入試版】
全国高校「国公立100大学」「難関私立大学」の合格力ランキングを続けてお届けした。今回は「国公立大学医学部合格力」のランキングである。今年の1位は、少人数の聞き慣れない学校が登場しているため、西日本の強力なライバルを押しのけて実質的1位となった2位の中高一貫校に注目したい。医師になるには、私立中高一貫校が圧倒的に有利となってしまった。

【中学受験への道】第153回
全国高校「国公立大学医学部合格力」ランキング・ベスト50【2023年入試版】
全国高校「国公立100大学」「難関私立大学」の合格力ランキングを続けてお届けした。今回は「国公立大学医学部合格力」のランキングである。今年の1位は、少人数の聞き慣れない学校が登場しているため、西日本の強力なライバルを押しのけて実質的1位となった2位の中高一貫校に注目したい。医師になるには、私立中高一貫校が圧倒的に有利となってしまった。

【中学受験への道】第152回(簡易版)
全国高校「難関私立大学合格力」ランキング・ベスト10!3位女子学院、2位洗足学園、1位は?【2023年入試版】
前回は「国公立100大学合格力」による全国高校ランキングをお届けした。今回は「難関私立大学合格力」である。対象となる大学が首都圏に多いため、“西高東低”の国公立とは反対に“東高西低”となる。2022年のベスト50は1校を除き首都圏で占められ、私立と国公立が26校と24校で拮抗しているのも特徴だろう。
