森上教育研究所
第51回
「筑波大附属中」、日本の中等教育を先導する授業とは
日本の公立中学校における先導的な教育を実験的に探るのが、筑波大学附属中学校の使命である。100年以上前から入門期を音声中心に学ぶ英語授業を続け、短期留学も整え、現在はICT(情報通信技術)教育の実践を着実に進めている。

【中学受験への道】第146回
首都圏「中高一貫校」7月模試に見る“狙い目”の入試とは【2023年女子受験生編】
夏休み前の7月に行われた四模試(四谷大塚、日能研、首都圏模試、サピックス)の志望状況が見えてきた。今回は女子受験生に関して、前年と比べた志望動向の変化を見ていきたい。2023年中学入試はどうなるのだろうか。

第50回
「西大和学園」躍進の契機となった4大改革とは
西大和学園が急速に進学実績を伸ばすことになる一つのきっかけは、前回も触れたように大阪の公立高校改革への対応だった。いまから10年ほど前、学内で相次いで起きた四つの大きな改革とそれらがもたらした変化について、今回は見ていこう。

【中学受験への道】第145回
東京・神奈川「中高一貫校」入試7つのパターンとは?受験者数動向から読み解く【23年女子受験生編】
023年中学入試はどうなるのか、まだ判断材料が少ない。18~22年に行われた東京・神奈川2月入試の各校受験者数増減を元に、実倍率も加味しながら、七つのパターンに分けて見ていく。前回の男子受験生編に続いて、今回は女子受験生について考えてみよう。23年入試の傾向を読み解く一つの参考としてご覧いただきたい。

第49回
「東大&京大」合格者数全国トップ10入り!“西大和学園”が躍進した理由
2022年の東京大学合格者数で、開成、灘、筑波大学附属駒場、聖光学院に次ぎ、西大和学園は5位にランクインした。共学校ではトップとなる。京都大学の合格者数もランキング10位であり、日本中を見回しても、両方に名を連ねているのは奈良の西大和と神戸の灘の2校しかない。首都圏では知られざる存在だが、1986年の高校開校以来、トップ進学校への道を歩んできた。その躍進のきっかけは何だったのか。

【中学受験への道】第144回
東京・神奈川「中高一貫校」入試7つのパターンとは?受験者数動向から読み解く【23年男子受験生編】
2023年中学入試はどうなるのか。18~22年の東京・神奈川2月入試における各校受験者数増減を基に、実倍率も加味しながら、七つのパターンに分けて見ていく。23年入試の傾向を読み解く一つの参考としてご覧いただきたい。

第48回
「学芸大附属国際」が実践するユニークなIB教育手法
国際バカロレア(IB)ではどのような学びが実践されているのか。名物イベントである「ISSチャレンジ」の様子を見ながら、東京学芸大学附属国際中等教育学校で日々行われているユニークな教育手法について触れてみよう。

第47回
「学芸大附属国際」のIB教育が育む“10の学習者像”
東京学芸大学附属大泉中学校と帰国子女の受け入れを積極的に行ってきた同附属高等学校大泉校舎が、6年一貫教育の東京学芸大学附属国際中等教育学校に改組されたのが2007年のこと。文部科学省が旗を振る国際バカロレア(IB)教育の日本におけるショーケースとして、新しい学習指導要領を先駆的に体現している学びの場を見てみよう。

第46回
一線の人材を輩出する「横浜雙葉」、その学校文化と国際教育
活発な学校生活の中にも、節目節目の行事では創立以来の伝統を厳粛にかみしめる。「幼きイエス会」の設立理念に基づく学校文化と、古くから行われてきた国際教育によって、横浜雙葉は、政治家、作家、教育界など、一線で活躍する人材を輩出してきた。近年も、医学部ほか難関大学合格者が多数出ている。

第45回
中高一貫校「横浜雙葉」、創始者来日150年の節目に異色経歴の校長が就任
外国人居留地として始まった山手の地にある横浜雙葉学園。小中高と姉妹校のサン・モール・インターナショナルが肩を寄せ合って、この横浜の丘で1世紀以上の歴史を刻んできた。2022年は、学園の創始者であるマザー・マチルドが来日してから150周年の節目となる。マザーとは、指導的な修道女(シスター)に対する呼称である。

第44回
女子一貫高「洗足学園」、“他流試合”での挑戦が生徒を伸ばす
女性の自立のため大正から昭和にかけて設立され、1世紀前後の歴史を刻む私立の女子一貫校は数多い。創立者の理念を現在も大切にしながら、進学校化を進めてきた洗足学園には、「挑戦」する意気込みが脈々と受け継がれてきた。それが「他流試合」として、さまざまな場所で現在も発揮されている。

第43回
東大20人合格の衝撃!「洗足学園」が大躍進した理由
一昔前の洗足学園は、系列に音楽大学がある女子の学園という印象が強かった。ところがいまや、神奈川県下の女子校では、フェリス女学院と並ぶ最難関校に躍進、2022年に20人の東京大合格者を出すまでとなった。ここに至るまでどのような歩みがあったのか、その内実に迫ってみたい。

第42回
2月1日午前入試に参入する男子校「東京都市大付属」の勝算
中学受験比率の高い世田谷区でも、共学化の波が押し寄せてきている。その点、“トシコー”こと東京都市大学付属は、実に男くさい学校である。専任教員は全員男性であり、運動系を中心に部活動も盛んだ。そんな“ザ・男子校”が、23年入試で悲願の2月1日午前入試に参入する。

【中学受験への道】第143回
「中高一貫校」受験人気の背景にある令和の教育とは
2023年入試は、史上最多水準の競い合いになりそうな雰囲気が4月模試から漂っている。この点に関しては、男子受験生・女子受験生の人気の出そうな入試について取り上げてきた。今回は、令和の時代の教育とはどのようなものなのか。私立中学受験人気の背景にある教員の問題、特に「授業力」について、森上展安・森上教育研究所代表が、西村圭一・東京学芸大学教授にお話を伺った。

第41回
「東京都市大学付属」の東大合格者数が2ケタになった理由
首都圏の男子校で一番多くの受験者を集めている東京都市大学付属。中でも2月1日午後には、その日の午前に難関・上位校を受けた男子受験生が成城1丁目に押し寄せてくる。2022年には東京大学合格者数が12人と、初めて2ケタにのせた。ここに至るまでの軌跡をたどり、その背景にあるものを探っていこう。

【中学受験への道】第142回
首都圏「中高一貫校」4月模試で人気上昇の学校と入試【2023年男子受験生編】
前回は4月模試結果に基づき、女子校と共学校の女子受験生について取り上げた。今回は、2023年入試の男子受験生について、志望者数が上昇している男子校と共学校の入試を見ていこう。増加傾向にある男子は、どこを目指しているのかが、今回の結果からうかがえる。

第40回
東京女子御三家「女子学院」の学校文化――生徒同士が語り合い育む
2月1日午前入試で、一番多くの受験生が集まる男子校は開成であり、女子校は女子学院である。毎年700人以上が出願して受験する東京女子御三家一番の伝統校の学校文化は、自主・独立の精神で学ぶ生徒同士が、多くの機会に語り合うことで支えられている。

【中学受験への道】第141回
首都圏「中高一貫校」4月模試で人気上昇の学校と入試【2023年女子受験生編】
2023年入試の受験生が6年生になって最初に受ける模擬試験が4月模試だ。年末に向けて、複数回の模試を受けることで、自分の実力と志望校のすり合わせを重ねていく。4月の段階では、まだまだ憧れの学校を志望校の一つとして挙げる動きも見られる。首都圏中高一貫校の中で、まずは女子受験生の人気が上昇している学校と入試について見ていこう。

第39回
東京女子御三家「女子学院」の創立以来ぶれない教育理念とは
東京女子御三家で最古の歴史を誇る女子学院。創立150周年を迎えた2020年はコロナ禍に襲われたため、記念行事は21年秋に行われた。現在、初代校長を描いた映画『われ弱ければ 矢嶋楫子伝』が、全国各地で上映されている。創立以来の時代に左右されない教育理念とは何だろう。

【中学受験への道】第140回
首都圏「中高一貫校」最新情報、23年入試の変更点は?【2023年中学受験】
前回と前々回は、2022年の新校長人事を取り上げた。新しい校長が何を手掛けるかで、学校の未来が大きく変わることもある。今回は、2023年入試で変更点がある首都圏中高一貫校を見ていきたい。女子校から「国際」を冠した共学校への変更や少子化が進む中での付属中学の新設をはじめ、入試の変更点など最新の状況について見ていきたい。
