ヘルスデーニュース
米国心臓協会(AHA)学術集会(Scientific Sessions 2022、11月5~7日、米シカゴ/バーチャル開催)における、米ハーバードT. H.チャン公衆衛生大学院のJessica Cheng氏らの報告によると、何らかの食事療法に取り組んでいる人は、自分の食生活を実際よりも健康的だと過大評価しがちのようだ。

ICU入室を要する重症の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)患者にも、抗ウイルス薬のレムデシビルが有効であることを示すデータが報告された。発症9日以内に同薬が投与されていた場合に、死亡リスクの有意な低下が観察されたという。東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科国際健康推進医学分野の藤原武男氏らの研究によるもので、詳細は「Journal of Medical Virology」に9月23日掲載された。

愛猫家は歓喜?猫は飼い主の呼びかけを識別できる!フランスの研究結果
飼い猫が自分の声を認識し、反応さえしていると確信している愛猫家たちを喜ばせるような研究結果が報告された。猫は、飼い主の語りかけや呼びかけを識別できることが、フランスの研究で明らかにされたのだ。

「女性器の秘密」の解明へ前進、快感を司る器官に驚きの事実が判明
人間のクリトリス(陰核)の組織の一部を用いて神経線維の数を測定したところ、これまで推定されていた数よりも約20%多い、1万本以上の神経線維が存在していたとする研究結果を、米オレゴン健康科学大学トランスジェンダー・ヘルス・プログラムの形成外科医であるBlair Peters氏が報告した。

驚く人はいないかもしれないが、男性の方が女性よりも性欲が強いことが、ザールラント大学(ドイツ)心理学部のJulius Frankenbach氏らの研究で示された。200件以上の研究データの解析から、男性の自己申告に基づく性欲は一貫して女性より強いことが明らかになったという。

夜の遅い時間帯に食事を食べると太りやすくなる原因の一端が、米ブリガム・アンド・ウイメンズ病院およびハーバード大学医学大学院のFrank Scheer氏らの研究により明らかになった。食事の時間帯が遅いと、食欲関連ホルモンや深部体温、脂肪貯蓄などに変化が起こることが関係しているという。

ウェイトリフティングは寿命を縮める?伸ばす?有酸素運動との相性も調査
ウェイトリフティングと有酸素運動を組み合わせることで、早期死亡、特に心疾患による死亡のリスクを大幅に下げられる可能性が、新たな研究で示唆された。全死亡リスクは、ウェイトリフティングだけを行う場合でも、また有酸素運動だけを行う場合でも減少していたが、最も大きく減少したのは両者を組み合わせた場合だったという。

慢性的なストレスを抱えている人は、将来的にがんにより死亡するリスクが有意に高いことが、米国国民健康栄養調査(NHANES)の30年以上に及ぶデータの分析から明らかになった。人種、性別、病歴などの多数の要因を調整した後でも、生涯にわたるストレスにより、がんによる死亡リスクが14%上昇する可能性が示唆されたという。

糖尿病の治療で「クマの冬眠」に注目集まる、米国での研究結果とは
クマは冬に入る前、大量に食べて体重を増やし、そのあと数カ月間は横になったまま動かないというパターンを毎年繰り返しているが、糖尿病にならない。その理由の一端が、米ワシントン州立大学のBlair Perry氏らによって解明され、「iScience」に9月21日、論文が掲載された。Perry氏によると、ポイントは8種類のタンパク質にあり、それらの働きをより深く追究すれば、いずれヒトの糖尿病の新たな治療法につながることも考えられるとのことだ。

「早食いが体にいい」人もいる?高齢の糖尿病患者にその可能性が浮上した理由
一般に「早食いは体に良くない」とされている。しかし、高齢2型糖尿病患者のサルコペニア予防という視点では、そうとは限らない可能性を示唆するデータが報告された。自己申告で「食べるのが速い」と回答した人は、筋肉量の低下速度が緩徐だという。京都府立医科大学大学院医学研究科内分泌・代謝内科の小林玄樹氏、松下記念病院糖尿病・内分泌科の橋本善隆氏、京都府立医科大学の福井道明氏らの研究によるもので、詳細は「Frontiers in Nutrition」に6月23日掲載された。

食料品の値上げで不健康になる?1年で価格が13%上昇の米国での調査結果とは
米国では現在、多くの年配者が買い物の際に食料品の値段の高さに驚くという経験をしている。こうした中、このような食料品の値上げによる打撃を最も強く受けているのは、低所得の人や心身の健康状態の悪い人であることが、米ミシガン大学医学部のPreeti Malani氏らが実施したNational Poll on Healthy Aging(健康的な老いに関する全米調査)で明らかになった。

内臓脂肪が多いほどインフルエンザにかかりやすい可能性、日本人1000人調査で判明
日本人では内臓脂肪が多いほどインフルエンザに罹患しやすいことを示唆するデータが報告された。木下佳大氏〔弘前大学大学院医学系研究科社会医学講座、花王(株)〕、大里直樹氏(花王)、井原一成氏(弘前大学大学院医学系研究科社会医学講座)らの研究の結果であり、「PLOS ONE」に7月26日、論文が掲載された。

子どもの重症アトピー性皮膚炎が改善、米FDAも承認の新たな治療薬とは
Sonia Dhaliwalさんは、子どものアトピー性皮膚炎がどれほどひどくなり得るかをよく知っている。というのも、娘のAriah Nihal Khanさんが赤ちゃんのときから重症のアトピー性皮膚炎に苦しんできたからだ。Ariahさんのアトピー性皮膚炎の症状は3歳になるまで執拗で身体を消耗させるものだった。顔面や瞼、手や膝などに皮疹や変色が広がり、「ひどい痒みからかきむしってあちこちから出血した状態で泣き叫びながら起きてしまうこともあった」とDhaliwalさんはいう。

50歳未満での「がん発症」が世界中で増加、体内の意外な要素が関与の可能性
50歳未満で発症するがんの増加は世界的な問題であり、そこには質の悪い食生活や肥満、運動不足などの要因が関連している可能性が高いとするレビュー論文が、米ブリガム・アンド・ウイメンズ病院およびハーバード大学医学大学院の荻野周史氏らにより、「Nature Reviews Clinical Oncology」に9月6日発表された。

地球温暖化で「差別的つぶやき」が増える?気温とヘイトツイートの意外な関係
気温が上昇すると、ヘイトツイートの投稿件数が増加することが、新たな研究で報告された。Twitterに投稿された40億件以上の英語ツイートをレビューした結果、気温が30℃を超えるとヘイトツイートのオンライン投稿が大幅に増えることが明らかになったという。ポツダム気候影響研究所(ドイツ)複雑系科学部門代表であるAnders Levermann氏らが実施したこの研究結果は、「The Lancet Planetary Health」に9月1日掲載された。

ダイエットで「朝食たっぷり夕食控えめ」は本当に効果的?研究結果とは
朝食は多く食べ、その分、夕食は控えめにするという食事スタイルが減量につながると考えている人を失望させるデータが報告された。英アバディーン大学ローウェット研究所のAlexandra Johnstone氏らの研究によるもので、詳細は「Cell Metabolism」に9月9日掲載された。同氏は、夕食よりも朝食にたくさん食べた方が良いという考え方が、多くの人に支持されていることを認めている。

犬の肥満が世界的に増加、「飼い主の運動習慣」と連動している?
飼い犬と一緒にトレーニングをすると、飼い主と犬がともに健康的になるとする研究結果が「PLOS ONE」に8月24日掲載された。ゲルフ大学(カナダ)のSydney Banton氏らの研究によるもの。肥満者の増加がしばしば世界的な問題として指摘されるが、そのような傾向は人ばかりでなく、犬の肥満も増加している。

中高生の「デジタル自傷行為」の危険性、自殺リスクとの関連が研究で判明
米国の10代の若者の最大約9%が「デジタル自傷行為」を行っており、これらの若者では、自殺念慮や自殺未遂のリスクが高いことが、新たな研究で明らかになった。デジタル自傷行為とは、ソーシャルメディアに匿名で自分を傷つけるような内容の投稿をしたり、それを他者に送ったり共有したりすることを指す。米ウィスコンシン大学オークレア校ネットいじめリサーチセンター(Cyberbullying Research Center)のJustin Patchins氏らが実施したこの研究結果は、「Child and Adolescent Mental Health」に7月10日発表された。

ステロイド薬の長期間使用で「脳の構造が変化」の可能性、研究結果の詳細は?
長期間にわたるステロイド薬の使用によって、脳の一部の領域が縮小あるいは拡大するなど、脳の構造が変化する可能性があることが、ライデン大学医療センター(オランダ)のMerel van der Meulen氏らの研究で示された。研究結果は、「BMJ Open」に8月30日発表された。

紅茶を1日2~3杯飲むと「早死にリスク」低減の可能性、新たな研究で判明
1日2~3杯の紅茶を飲むと早期死亡リスクが低減する可能性のあることが、新たな研究で示された。英国の大規模バイオバンク研究であるUKバイオバンクへの参加者50万人弱の男女を対象とした研究で、紅茶を飲まない人に比べて1日2杯以上飲む人では全死亡リスクが9~13%低いことが明らかにされた。米国立がん研究所(NCI)がん疫学・遺伝学部門のMaki Inoue-Choi氏らが実施したこの研究の詳細は、「Annals of Internal Medicine」に8月30日掲載された。
