山中樹八
今の危機的な状況は「一過性」のものだろう。だから、テレワークに伴うセキュリティ対策を新たな負荷・負担であると「コスト一辺倒」に捉えている経営幹部層は少なくありません。しかし、その考え方は改めるべきです。

テレワーク下のセキュリティ対策は、社員の意識が低ければ、水の泡です。そこで今回はシステム利用者とセキュリティ対策の担当者などに知ってほしい、社員のセキュリティに対する意識を向上させる方法と役立つセキュリティ研修を解説します。

テレワーク下でのセキュリティ対策として今回は、社外からでもインターネット経由で社内のリソースへ安全なアクセスを可能にするVPN(仮想専用線技術)ツールなどについて、3つのポイントから解説していきます。

テレワーク導入によるサイバー攻撃のリスクなどから自社を守るためには、不正なアクセスを検知する「侵入検知」や事故の予兆・関係者の特定につながる「ログ監視」が重要です。これらを導入する日本企業は増える一方、運用体制に多くの課題が残ります。

セキュリティ対策を万全にしてテレワークを行うために、ミーティングツールや仮想デスクトップツール、そしてコラボレーションツールはどのように選び、使いこなせばいいのでしょうか?その考え方の基本を解説します。

テレワーク下ではどこに、どのようなセキュリティの脅威が潜んでいるのでしょうか。セキュリティの脅威を考える際は、「ITツール」だけでなく、それらを活用する「人」の二面から検討することが重要です。
