手錠を掛けられた男性の手写真はイメージです Photo:PIXTA

先月、あるツイートが話題になった。ある人が「お金配り」に参加して当選したので銀行口座を教えたところ、金額を間違えて当選金が多く振り込まれたという。もらいすぎた分を返金したら、警察がやってきて逮捕されてしまった……という内容だった。クレジットカードの番号を見知らぬ他人に教えると危険なことは知られているが、銀行口座も知られては危険なのだろうか。またその理由は?(ITライター 大和 哲)

Twitterで見かける「お金配り」アカウントの謎

 以前、本連載で『FacebookやTwitterの「お金あげます」おじさんは、本当にお金をくれるのか』という記事を掲載したことがある。

 この時は「筆者の周りには、残念ながら『もらった』という人はいないのだが、Twitterでの反応を見る限り、本当に受け取った人もいるようだ」「本当にお金やギフト券などをくれるアカウントは、必ずその対価(フォロー、RTなど)を求めてくるはず。何もしないのに何かをくれるというアカウントは疑うべきだ」と書いたのだが、1カ月ほど前、Twitterにこんな投稿があった。

参考のツイート絵文字があって引用表示ができないため、ツイートをキャプチャした画像を掲載しています(編集部) 拡大画像表示

 これだけだと分かりにくいと思うので、その後のツイートも踏まえて少し補足すると、こういう流れになる。