春日キスヨ

社会学者

かすが・きすよ/1943年熊本県生まれ。九州大学教育学部卒業、同大学大学院教育学研究科博士課程中途退学。京都精華大学教授、安田女子大学教授などを経て、2012年まで松山大学人文学部社会学科教授。専門は社会学(家族社会学、福祉社会学)。父子家庭、不登校、ひきこもり、障害者・高齢者介護の問題などについて、一貫して現場の支援者たちと協働するかたちで研究を続けてきた。著書に『百まで生きる覚悟――超長寿時代の「身じまい」の作法』(光文社新書)、『介護とジェンダー――男が看とる 女が看とる』(家族社、1998年度山川菊栄賞受賞)、『介護問題の社会学』『家族の条件――豊かさのなかの孤独』(以上、岩波書店)、『父子家庭を生きる――男と親の間』(勁草書房)、『介護にんげん模様――少子高齢社会の「家族」を生きる』(朝日新聞社)、『変わる家族と介護』(講談社現代新書)など多数。

「おばあちゃんの長生きレシピ」を称賛する人が知らない、高齢者の「宝くじ」の真実
春日キスヨ
高齢女性の食事づくりは「生きがい」や「喜び」と見なされ、身体への負担は無視されがち。その一方で、高齢男性が家族のために食事をつくった場合は、苦労をねぎらい賞賛されるばかりだ。超高齢社会に根深く残る、女性が家事を担うのが「あたりまえ」とされる性別役割分担意識の弊害とは。本稿は、春日キスヨ『長寿期リスク 「元気高齢者」の未来』(光文社新書)の一部を抜粋・編集したものです。
「おばあちゃんの長生きレシピ」を称賛する人が知らない、高齢者の「宝くじ」の真実
「正月とお盆しか親に会わない」子どもが見落とす高齢親の重大リスク
春日キスヨ
親と離れて暮らしていると、年に2回の盆・正月の帰省や冠婚葬祭など、ハレの日の元気な親の姿しか目にする機会がなく、実際はガタがきているのに気づけないことも。また、子の性別によって親からの依存度が変わったり、男親ならではのリスクもあるという。本稿は、春日キスヨ『長寿期リスク 「元気高齢者」の未来』(光文社新書)の一部を抜粋・編集したものです。
「正月とお盆しか親に会わない」子どもが見落とす高齢親の重大リスク
「子どもの世話にはならない」強気な80代親の偽らざるホンネ
春日キスヨ
ひとり暮らしをしている老齢の親は「子どもの世話にはならないから」と口にするが、将来の介護のことなどを具体的に考えている様子はなく、50、60代の子世代は戸惑うばかり。しかし、まだまだ元気なつもりで能天気に構えていると、突如として壁にぶち当たる時が必ずくる。「超長寿化」が進むいま、高齢者を取材し続ける社会学者がシビアな現実を伝える。本稿は、春日キスヨ『長寿期リスク 「元気高齢者」の未来』(光文社新書)の一部を抜粋・編集したものです。
「子どもの世話にはならない」強気な80代親の偽らざるホンネ
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