佐久間亜紀
「4月から担任不在」深刻な教員不足の中で教育委員会が採用を増やせない理由とは
教員不足の現代、なんと4月から“担任不在のクラス”が発生するというから驚きだ。その直接的な原因は正規雇用教員の欠員にあるが、複数の要素が絡み合い、担任不在につながっているという。大学で教員の育成に携わる著者が担任不在に陥る理由について解説する。※本稿は、佐久間亜紀氏『教員不足――誰が子どもを支えるのか』(岩波書店)の一部を抜粋・編集したものです。

「先生はいませんが、不足はしていません」どういうこと?日本の「教員不足」のカラクリ
日本の公立小中学校の教員数は、国と地方自治体が決めるシステムを採用している。名簿上、決められた教員定数を満たしていれば、急きょ欠員が出て替わりの教員が見つからなくても「教員不足」にはあたらないという。一般の人々にはわかりにくい“教員不足の定義”について、教育学を専門に研究する佐久間亜紀氏が解説する。※本稿は、佐久間亜紀氏『教員不足──誰が子どもを支えるのか』(岩波書店)の一部を抜粋・編集したものです。

「妊娠してしまいました」と朝礼で泣き崩れる女性教師、給料ステイで3人分の仕事をする現場…“採用難の教育現場”で何が起きているのか
年々、深刻さを増す“教員不足問題”。実際の教育現場はどのような状況に陥っているのか。そして、教員不足の問題は教員と子どもたちにどのような影響を及ぼすのか。長年教員の育成に携わってきた佐久間亜紀氏が、教員となった自身の教え子たちのリアルな声から深刻な現場の状況を書き記す。※本稿は、佐久間亜紀氏『教員不足――誰が子どもを支えるのか』(岩波書店)の一部を抜粋・編集したものです。
