現役サラリーマン大家L(一棟建てマンション)
「株式投資より安定している」「節税にもなる」「老後の備えになる」――不動産投資に関心を寄せるビジネスパーソンは少なくありません。経済不安や年金不信が広がる中、会社員としての収入だけに頼らず“資産を働かせる”手段として、不動産投資に注目する40〜50代が増えています。「不動産投資は“ほったらかし”で稼げる」なんて言葉を鵜呑みにしていませんか。実際には、築30年超の物件を“利回り15%”で運用する現役会社員の兼業大家が、有給休暇を使ってまで行う“地味すぎる作業”が待ち構えていました。月75万円の家賃収入を得る彼が、なぜ有休中の平日昼に街を歩き回ることになったのか――そこにあった「大誤算」の正体とは?(現役サラリーマン大家L)

不動産投資は不労所得――そう考える人は多いが、現実はそんなに甘くない。実際に物件を持てば、修繕やクレーム対応、業者との交渉に振り回され、気づけばサラリーマン業との両立に疲弊することも…。一棟の賃貸ビルを所有する兼業大家だ。利回りは15%近いが、管理の手間と費用は想像を絶する。不動産投資は本当に「楽な副業」なのか。現役兼業大家が、そのリアルな実態を明かしていく。
