給与収入全体に税金がかかるわけではなく、各種控除が差し引かれ、最終的に残った「課税所得」に税率をかけて所得税と住民税が計算される。

 所得税は累進課税なので、課税所得が多いほど税率が高くなる。5%、10%、20%、23%、33%、40%、45%と7段階あり、住民税は一律10%である。自分の税率は、「所得税の税率+住民税の10%」というわけだ。

 財務省が「一般的な所得の人」と言うのは、所得税率10%の人。最も該当者が多いということなのだろう。次に多いのは5%と20%。23%以上の税率になるような高収入の人は、それほど多くはない。

 年収ベースだと、500万円で所得税率5%、600万円で10%、800万円になると20%となる。1200万円だと23%の税率になる(税務上の扶養家族が妻と高校生の子が1人のケース)。

 課税所得ごとの所得税の税率表は、次の通り。

 さて、この表があっても「どうやって課税所得を計算するといいのか」と、途方にくれるだろう。税金の知識がないと、年収をもとに課税所得まで自分で計算するのは、まず無理なので、簡単に課税所得を算出する方法をお伝えしよう。