『海外出張/カタログ・ウェブサイト/展示会で 売れる英語』では、英語に自信がない方でも海外で売り込み上手になれるよう、海外での商談プロセスとその時々に必要な英文フレーズを紹介しています。自社の製品・サービスには絶対の自信があるけれど、展示会や海外出張でうまくいくか英語に自信がない……という方は、ぜひ手に取ってみてください。

≪著者からのメッセージ≫

「世界中に、この素晴らしい製品を使ってもらいたい」

 こう思っている人は多いでしょう。実際に、インターネットや輸送・決済手段の多様化が進んだおかげで、中小企業や個人にとっても海外販売のハードルはぐっと下がっています。

 でも、いざ海外や展示会へ売り込みに行こう!というとき、つい心の足かせになるのが、英語への苦手意識ではないでしょうか。

 たとえば、「私どもの会社では…」と英語で説明しようとして、まず「Our Company」で始めるべきか、「I」なのか、はたまた「We」なのか?出だしであたふたした経験があるかもしれません。最初でつまずくと、気持ちばかり焦って、なかなか後も続かなくなります。また、発音が悪く、相手に何度も聞き返されると、これもまた冷や汗が出て、恥ずかしい思いもします。でも、いきなり英語がペラペラにはなりません。それが現実です。英語が上達するのを待っていたら、営業のチャンスを逃してしまいます。勉強を続けていくことは大切ですが、そのとき自分のもっている精一杯の英語力で、踏ん張って営業するしかありません。そして、実のところ、文法や単語が多少は不自然な下手な英語でも、会倍のバイヤーを「この日本人、デキる!」とうならせることはできるのです。

 そのために重要な点が3つあります。

 ひとつ目は、初めのお客様には、売り込みたい商品が何に使えるのか、お客様にとってどんあたすかになるのか、また自分たちと取引することでどんなメリットがあるのか、を明確に伝えてあげることです。

 ふたつ目に、そうした説明や質問に必要な英文フレーズを自分のなかにストック=暗記しておくこと。簡単な英語でも、ネイティブでない限り、とっさには話せません。しかも、交渉事は日常会話と違って、焦点となるテーマが限られていますから、必要なフレーズは覚えてしまうのです。中高生レベルの英語で構いませんから、自分たちの製品・サービスや会社の概況を説明できるよう、フレーズごと自分のものにしましょう。新刊には、そうした“使える”フレーズをたくさん盛り込んでますので、ご自身が扱う製品・サービスに合わせて暗記してしまってください。

 3つ目は、「イエス・ノーをはっきり表す」こと。日本人は母国語でも曖昧な表現を好みます。英語もその延長線上で「I think…」と婉曲に説明を始める人が意外と多いのですが、そういった曖昧さはかえって邪魔になります。堂々と、Our ProductやOur companyから初めて断定的に言いましょう。堂々と、自信をもって説明することです。問題は内容が核心を突いているかどうかで、ネイティブのような表現や発音ができるかは二の次、三の次にしましょう。

 自分の身の丈に合っていない、だぶだぶの服のようなネイティブの英語表現をいくら覚えてもしかたありません。あくまで外国語として英語を使っているんだ、と開き直ってください。

 本書で紹介する商談プロセスを踏まえ、英文フレーズを駆使して、海外の企業にどんどん提案してみてください。やればやるほど楽しくなってくるはずです。そして、みなさんに新しい世界が開けると信じています。

≪目次≫

CHAPTER0 下手でもバカにされない英語がある
CHAPTER1 製品・会社説明の英語
CHAPTER2 売り込み・価格交渉の英語
CHAPTER3 展示会とその前後で使う英語
CHAPTER4 販売パートナー候補と交渉する英語
CHAPTER5 便利な表現と注意すべき表現


大澤裕著、定価:本体1,600円+税、9/13刊行

【新刊のご案内】

『海外出張/カタログ・ウェブサイト/展示会で 売れる英語』では、海外に製品を売り込みたいときの商談プロセスを解説しながら、場面ごとに必要な英文フレーズだけ紹介していきます。発音や文法に自信がなくても、海外のバイヤーを「この日本人、できる!」とうならせるコツを伝授する1冊です。

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