偏見を避けるために
多面的な情報源を持つ
みなさんこんにちは、澤です。2018年もよろしくお願いします。
年末年始は皆さんどのように過ごされましたでしょうか。私は実家のある千葉に帰省し、親兄弟と食事をしたり、家族で交代しながらマージャンを楽しむなど、のんびりと過ごしていました。読者の皆様の中にも、同じように帰省などして過ごされた方も多いでしょう。
新たな年が始まったということで、今年の目標や計画を立てた方もいらっしゃることと思います。「一年の計は元旦にあり」という言葉もあるくらいですから、年初というキリのいいタイミングでこうしたことをゆっくりと考えたり、言語化していくのは素晴らしいことだと思います。
今回は、そういった目標設定やプランニングをする上で、どんなマインドセットが必要なのか、グローバル仕事人の視点で3つの秘訣をお伝えしたいと思います。帰省時のエピソードを絡めてご説明します。
まず一つ目は、情報源を限定しないということです。
私の両親は、80歳を超える高齢でありながら異常なまでに健康で、かつ二人ともiPhoneユーザーという特殊な人たちです。家族とFacebookで繋がっており、家族が発信する情報もたくさん受け取っています(この連載の読者でもあります!)。そのため、同世代の一般的な人々よりも多くの情報源を持っているといえます。しかしこれはかなりレアなケースのようです。
彼らと同世代の人たちは、情報ソースはテレビにかなりの比重を置いています。高齢者になればなるほど、新聞や雑誌は目が疲れるからという理由でだんだん敬遠するようになり、一番手っ取り早く情報を提供してくれるテレビへの依存度がどんどん高くなっていきます。これは、おそらく地方に行けばより顕著になるのではないかと予想されます。
しかし、そこで得た情報は物事を判断するに当たり「偏見」を助長していないでしょうか?