ブロックチェーンの技術は
災害時の寄付に向いている

――他の事業者にない特色として、ブロックチェーンの技術の導入開始を挙げられていますね。

 3月28日にIT企業のオウケイウェイヴと、ブロックチェーン技術を用いたふるさと納税型クラウドファンディングのプラットフォームの実証実験を開始することで提携合意しました。

 ブロックチェーンの技術は、寄付にとても向いています。リアルの通貨でやるより時間や手数料がかかりません。残念ながら、世界各地で災害は起こりますが、こうした際にも瞬時に寄付金を送ることができます。

 東日本大震災のときに、寄付が不正に使われてしまうケースがありました。こうした災害便乗型詐欺を食い止めることはできませんが、暗号通貨を寄付プロセスで流通させていれば追跡できます。我々が目指すブロックチェーン技術を用いた寄付プラットフォームは、寄付者と寄付される側の情報の非対称性が引き起こす、いわゆる「エージェンシー問題」を解決するこができるのです。

 それから一度寄付してくれた人や類似の寄付を行った人は、次に寄付してくれる可能性が高いです。上記プラットフォームとAIによるビッグデータ分析を組み合わせることで、潜在している寄付者データが抽出されると、次に寄付を集める側にとってもプラットフォームは利用しがいがあります。

 弊社が協定を結んでいる佐賀県みやき町は、ブロックチェーンの技術を取り入れたふるさと納税および、ふるさと納税型クラウドファンディングの在り方について実証実験を行う第1号となりました。