米朝首脳会談では「完全な非核化」が申し合わされたが…
写真:「労働新聞」より

 米朝首脳会談では「完全な非核化」が申し合わされたものの、具体的で明確な合意や今後のロードマップを欠く結果になった。北朝鮮非核化の道は遠い。ポンペオ国務長官と北朝鮮高官との間でフォローアップが行われることとされるが、何に注目するべきか。さらには今後、日本はどのような対処をするべきなのか。

 筆者は2001年から2002年にかけて丸1年、北朝鮮高官とおよそ25回の週末を使い、合計300時間に及ぶ交渉を繰り返し、小泉首相訪朝と平壌宣言締結の交渉に当たったが、その反省点も含め提言したいと思う。

米朝会談は「非核化」のスタート
フォローアップで不安大きい

 シンガポールの米朝首脳会談は、期待された「完全で検証でき、後戻りが出来ない非核化(CVID)」という目標には届かなかったが、そこでとられているアプローチは決して間違っていないと思う。